左手の甲は折れていないか? 見るだけでスライスが防げる60秒間
動画を見るだけでデキる【Lesson.2 スライス防止】
スイングはイメージが重要――。プロや上級者の動画を見ているだけで、悪いくせが修正できたり、リズムを取り戻すきっかけになることは多い。人気YouTuberプロ・てらゆー氏が、見るだけで上達するポイントを指南するシリーズは、1回目の飛距離アップに続き、アマチュアゴルファーの天敵“スライス撲滅”がテーマ。スライサーが注目するべきポイントはどこ!?
【ここを見るべき.1】トップで左手首は真っすぐか
スライスが出る原因のひとつに、インパクトでのフェースの開きが挙げられます。ですが、インパクトの瞬間に閉じる操作をしようとしても、すでに手遅れ。プロや上級者のスイングで見るべきポイントは、インパクトの瞬間ではなく、トップ位置での左手首の角度にあります。
トップで左手首が甲側に折れると、インパクトでフェースは開きやすくなります。手首は折らずに真っすぐにすることで、フェースは開きにくくなり、スクエアなインパクトがつくれます。右手首の角度で調整する方法もありますが、スライサーは右手が強すぎる傾向になりがちなので、左手を意識するほうが得策です。
【ここを見るべき.2】フィニッシュで手の位置が目の高さよりも上か
もうひとつの原因として、アウトサイドイン軌道があります。アウトからヘッドが下りてくると、ボールに対してフェース面が斜めに入る“擦り打ち”になることで、スライス回転が起こります。見るべきポイントは、フィニッシュ時の手の高さ。手の位置が目の高さより下ではなく、上に来ているかをチェックしましょう。
フィニッシュで手が目の高さよりも上にくると、自然とインサイドアウトの軌道を描きやすくなります。インパクト前後は手元が高い位置→低い位置ではなく、低い位置→高い位置へ動かすことで、アウトサイドイン軌道を修正できるのです。動画を見る際、軌道は確認しにくいですが、フィニッシュなら把握できるのでおすすめです。
【まとめ】スライスを直す2つのポイント
・トップで左手首は真っすぐ?
・フィニッシュで手の位置は目の高さよりも上?
スライスに悩んでいる人は、ボールへの意識が強すぎるケースが多いです。ボールに当てることよりも、クラブを振ることに集中する意識を強めましょう。ポイントは、トップとフィニッシュでの手の位置。インパクトへの意識は不要なので、その前後2つのポイントを押さえてスライスを防止しましょう。
BGM:「pine crest 136」 作曲:矢堀孝一
撮影協力:GDO茅ヶ崎ゴルフリンクス
■ てらゆー プロフィール
登録者数30万人を超える人気YouTubeチャンネル「Tera-you-golf」を運営するティーチングプロ。サングラスにマスクという怪しげなスタイルで展開されるレッスン動画は、斬新かつ分かりやすいと評判。
見るだけでうまくなるレッスン 記事一覧
- 2021-10-05両ひじが曲がっていないか? 見るだけでフェアウェイウッドが当たる45秒間
- 2021-09-21上体は右に傾きすぎていないか? 見るだけでフックが防げる60秒間
- 2021-09-07左手の甲は折れていないか? 見るだけでスライスが防げる60秒間
- 2021-08-24左腕は伸びているか? 見るだけで飛距離が伸びる60秒間