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バンカーで何打損していますか?

2015/11/20 09:00

まずは「足裏」の情報から!

足裏の感覚は、経験に応じて養うことができる

応用編は、傾斜などの状況に応じたバンカーショットについて。プレーするゴルフ場によって、バンカーの砂質は大きく異なる。雨が降るなどして砂が湿った場合も同様。バンカーショットを成功させるには、まず砂質を把握する必要がある。「バンカーに入っている砂の量や硬さを知るには、バンカーに入った時に足元で感じる硬さで感じ取ります」(平野プロ)。

【硬い砂の場合】 “目玉焼き”を小さめに!

練習時には直接目玉を描いてやってみよう

「砂が硬い時や少ない時、濡れていて砂が締まっているときは、よりボールに近い場所にヘッドを入れると、ヘッドがボールの下に届いて上手く脱出できる。“目玉焼き”の白身を小さくイメージしよう。

【左足上がり】 「右ヒザ」を送らない!

高く上げようとせず、土手に打ち出すようなイメージでOK

左への体重移動が十分でなく、スイング軸が右に傾いてしまうとヘッドが深く入りすぎるミスが出てしまいます。ポイントは、軸が右に傾かないように、右ひざの位置を進行方向に送らないこと。フォローが取りづらいのでインパクトで終わりくらいのスイングのほうが、左への体重移動を行いやすくなります。

【左足下がり】打った直後「一歩前」に出る

前頁のコツを押さえると、比較的やさしい

ボールを高く上げにくく、ランも多くなる左足下がりは難しいライです。打ち終わった後に前方に1歩踏み出すようなつもりで、左に大きく体重移動してください。アドレスでは傾斜に平行に立ち、フェースを大きく開いて、ライン2とライン3の角度がより大きくなるようにセットアップします。

【つま先上がり】 「フェース」を返さず振り抜く!

ハンドファーストをキープ!

つま先下がりで目標方向に打つには、インパクト以降もフェースを開いたままハンドファーストをキープし続ける事が必要です。インテンショナル・スライスを打つように、手が返らないようにフォローを取ります。

【つま先下がり】 「シャフト」を立てるようにフォロー

スタンスを広めに取り、前傾角度は深くならないように!

つま先下がりでは、トゥが下がりやすくなるので、フェースが右を向きやすくなります。そこでインパクト後すぐにフォローでシャフトを立てるようにするのがコツです。シャフトを立てて、左手とシャフトの角度が鋭角になると、ボールが目標方向に出やすくなります」(平野プロ)

解説/平野 茂(ひらの・しげる)
1973年生まれ、東京都出身。早稲田大学野球部から社会人野球の選手としてプロ野球を目指し、その後、叔父の中山徹プロを師匠としてゴルフに転向する。2007年にティーチングプロ資格を取得。2013年、東京五反田にインドアレッスン施設「フラットフィールド・スクール・オブ・ゴルフ」をオープン。わかりやすく的確なレッスンで年齢を問わず人気

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