100均グッズで自作した「ヒジとじ~る」で練習すると…
「スコアに伸び悩んでいて…」「もっと効率のいい練習がしたい」など、ゴルファーの悩みは尽きないものです。練習のマンネリ化を防ぐために、ちょっとした工夫で効果的な練習が行えるアイデアを、日ごろは小中学生を指導するキッズゴルフの加藤裕明インストラクターに教えてもらいました。準備するのは100均グッズのアレとアレ。作り方は簡単なので、工作も、練習も、お子様と一緒にお楽しみいただけます。
■織ゴムでボディバランス
<準備するもの>
・切れにくいライラク製織ゴム/ダイソー(幅2cm × 長さ100cm)×3=324円(税込)
2つの織ゴムの端と端をきつく結んで1.5m~2mの長い輪ゴム状にします。もう1つの織ゴムで、自分のヒジ(左右どちらでもOK)に着けられる小さめの輪を作ります。小さめの輪を長い織ゴムに通したら、もう一方の端と端を結びます。このとき、ヒジに装着する小さい輪は、スイング中にズレたりしないように、ややきつめに結んでおきます。これで練習器具「ヒジとじ~る」は完成! 小さい輪をヒジに装着し、長い輪は装着したヒジとは逆の足で踏んで使います。左ヒジに小さい輪を着けた場合は、大きい輪を右足で踏む――です。
この練習は右ヒジと左ヒジで効果が異なります。右ヒジに装着した場合、テークバックでヒジが開きにくくなります。また、トップから切り返す際、伸びきったバンドの効果により左足方向に力が発生し、手元が浮きにくくなる効果も期待できます。トップでシャフトがクロスする人(クロストップ)、テークバックを内側に引きすぎてしまう人は、右ヒジに装着してみましょう。
続いて、左ヒジに装着した場合。インパクトからフォローにかけてヒジが開きにくくなり、ボールを捕まえやすくなります。「フォローで左ヒジが抜けてしまう」「打ち出しは真っ直ぐなのにスライスしてしまう」「球が上がりすぎて、飛距離が出ない」といった悩みをお持ちの方は左ヒジに装着することをお薦めします。
練習場などで装着したまま打つことが可能なので、自分の課題がよく分からない方は、左右どちらも試してみて、打球傾向の変化で課題を理解する、という使い方もできるでしょう。「ヒジとじ~る」で反復練習を行い、正しいボディバランスを身につけましょう。
■ キッズゴルフインストラクター 加藤裕明 プロフィール
小学4年時にゴルフを始める。もともとは野球少年だったが、いつしかゴルフに没頭するようになり、中学に進級し本格的に取り組み始めた。学生時代はゴルフ部に所属。大学卒業後は某ゴルフメーカーに勤務し、現職キッズゴルフのインストラクターに至る。メーカー勤務時代に培ったクラブの構造を熟知しながら、様々な器具を用いて、面白く、楽しくレッスンを行っている。
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