アン・シネ旋風が再到来 イ・ボミ3連覇に挑む
2017-06-22
国内女子
“セクシー・クイーン”の愛称で知られ、今週の「アース・モンダミンカップ」に出場するなど、日本女子プロゴルフ界に旋風を巻き起こしているアン・シネ。その完成された美貌ばかりに目を奪われがちだが、プロゴルファーとしてのスイングの完成度はどうなのか。まずはドライバーショットの連続写真をもとに、堀尾研仁プロコーチが解説する。
アンのスイングを見た第一印象は「下半身の使い方がすばらしい」。足の動きがとても静かで、必要最小限の動きしかしていないので、再現性が高く、曲がりにくいスイングと推測できるということだ。
「細かく見ていくと、まずバックスイングでは右足を支点として体をねじっています。切り返しでは左足が先行し、一瞬両ひざの間隔が広がりますが、これは、体のねじれをキープしたまま切り返しているということです。切り返し以降は、左足を支点として、体のねじれをうまく解放できていると思います」。美しいスタイルを維持しつつ、ツアーで戦えるだけの飛距離を生むために、上半身と下半身のねん転差を最大限利用しているのだろう。
「下半身の動きが安定するということは、スイング軸が安定するということです。腰の位置に注目すると、スタンスの内側に収まっているのがわかりますよね。安定感抜群のスイングから放たれる正確なショットを武器に、今後はツアーで活躍してくれるのではないでしょうか」と締めくくった。
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