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キャロウェイ特集
2025/03/21

プロが「クロムツアー」を選ぶ理由と3モデルの強みとは

連載:進化するAIテクノロジーの先へ
2025年 キャロウェイ特集 神谷そらはそれまで使っていた「CHROME TOUR Xボール」から「CHROME TOUR ◆◆◆ボール」にチェンジ。「意外とすんなり替えられた」
神谷そらはそれまで使っていた「CHROME TOUR Xボール」から「CHROME TOUR ◆◆◆ボール」にチェンジ。「意外とすんなり替えられた」

飛びにスピン量、打感や安定性など、すべてをハイレベルでアップデートしたキャロウェイのボール、CHROME TOUR(クロムツアー)シリーズ。前モデルから名称を一新した2024年に男女で海外メジャー3勝をはじめとした勝利に貢献した。3月に『CHROME TOUR ◆◆◆ボール』が新たに加わり、3モデルとなった同シリーズをツアープロが選ぶ理由とは何か。ツアー現場で担当者に聞いた。

2025年 キャロウェイ特集 新たに追加された「CHROME TOUR ◆◆◆ボール」
新たに追加された「CHROME TOUR ◆◆◆ボール」

同シリーズの最大の特長が、風に負けることなく自分の狙いたい距離を確実にとらえられること。ツアープレーヤーからの信頼は厚く、2024年はメジャー大会で威力を発揮した。ザンダー・シャウフェレが『CHROME TOURボール』で「全米プロゴルフ選手権」と「全英オープン」の2勝。笹生優花が『CHROME TOUR Xボール』で「全米女子オープン」を制した。

そもそも選手はどのような経緯でボールを選んでいるのか。主にツアー会場で選手のクラブ調整などを行う車両、ツアーバンを突撃訪問。CHROME TOURシリーズについて、キャロウェイゴルフのツアー担当、桜井政彦氏が解説してくれた。

■ツアーバンに用意されるボールの数は?

2025年 キャロウェイ特集 ツアーバンには契約選手のボールがずらりと並んでいる
ツアーバンには契約選手のボールがずらりと並んでいる

“動く工房”ともいわれるツアーバンには、契約選手の使用するボールを2~4ダースほど、積み込んである。毎週2ダースずつ渡し、予備で2ダースを用意しているという。

「選手が4日間大会なら使うのは1ダースぐらい。予備で1ダース、そのほか、ノーネーム(のボール)も練習場用に渡しています」

中には、「今週は要りません」と3週に1度、2ダースを取りに来るという「ボールを長持ちして使う」選手もいれば、緊急で「ボールをください」という選手もいるそう。

■プロがボールを選ぶタイミング

2025年 キャロウェイ特集 ツアープロがもっとも多く使用しているのは「CHROME TOUR Xボール」
ツアープロがもっとも多く使用しているのは「CHROME TOUR Xボール」

プロがシーズン中、ボールのテストをすることはあっても変更することはほぼないといい、国内男女ツアーでは、河本結河本力らがプロトタイプを含むCHROME TOURボールを使用。石川遼をはじめ、笹生優花西村優菜柏原明日架政田夢乃吉田鈴らがCHROME TOUR Xボールを使う。神谷そらがシーズンオフにそれまで使っていたCHROME TOUR Xボールから新たに追加されたCHROME TOUR ◆◆◆ボールに替えた。

CHROME TOUR ボールは打感がソフトで低スピン、CHROME TOUR Xボールはややしっかりめの打感でロングショットのスピン量が多め、CHROME TOUR ◆◆◆ボールは打感がしっかりめで低スピンの飛び系だ。「同じ低スピン(TOURと◆◆◆)といっても、フィーリングが違う」のだという。

ツアー2勝の屈指の飛ばし屋、神谷は1月の合宿でAiフェースをアップデートした新ドライバー『ELYTE ◆◆◆ドライバー』に替えたタイミングでボールをテストした。「もともとスピンが入るタイプの選手で、練習場で◆◆◆(ボール)を使用してボール初速も上がって、『めっちゃいいです。294ヤード飛びました』と。見せてもらった(測定)数字は極寒でキャリー252ヤード、スピン量は2200回転」と桜井氏も驚く数値だった。

神谷に直接聞いてみると、クラブを替えたときに「(スピン量などの)誤差をボールで埋めたい。(ボールが)風に強いというのはわかっていて、そのまま(2月にスポット参戦した台湾ツアーの)試合で使った。第一印象でこれだと思った」と言う。

■プロがボールに求めるクオリティ

2025年 キャロウェイ特集 よく見るとカバーパターンは6角形に円形が混じっている。優れた飛距離性能には、空力も大きく貢献している
よく見るとカバーパターンは6角形に円形が混じっている。優れた飛距離性能には、空力も大きく貢献している

神谷が口にした「風に強い」とは、頂点からの落ち際で風に流されにくいという、同シリーズの特長のひとつ。多数の6角形のパターンの中に、円形が含まれる「シームレス・ツアーエアロ」などの新しいテクノロジーがブレない弾道と飛距離性能を実現している。

もっとも、プロのボール選びは「飛距離だったり、アプローチのフィーリングだったり、人それぞれですね」と桜井氏。CHROME TOUR ◆◆◆ボールをテストした西村、柏原を例に挙げて、「ドライバーの(ボール)初速が出て飛距離も出たが、アイアンのスピンとか、アプローチのフィーリングが変わってしまう」ということで、CHROME TOUR Xボールを選択してシーズンイン。河本力の場合は「アプローチの感じ」でCHROME TOURボールを使用する予定、といった具合だ。

■3モデルの特長とは

2025年 キャロウェイ特集 CHROME TOURシリーズ
CHROME TOURシリーズ

飛距離か、アイアンショットのスピンか、グリーン周りのフィーリングかなど、プロのみならずアマチュアゴルファーにとってもボールに求めるものはさまざま。そこで、桜井氏に改めて3モデルの特長を解説してもらった。

「まず、コンプレッション(ボールに負荷をかけた時に変形する尺度)的にいうと、◆◆◆、X、TOURの順。◆◆◆が硬いというのではなく、しっかりめのフィーリングという表現が合っている。ヘッドスピードが速い人はつぶせる感覚がある。Xは使用する選手が一番多く、バランスがとりやすい。弾道が少し高めで、ドライバーショットは飛ばしやすく、ショートゲームはスピンをかけやすい。Xより少しソフトなのがTOUR。(グリーン周りで)スピンが入って、球の食いつきがいい」

■アマチュアにおすすめは

2025年 キャロウェイ特集 アマチュアにおすすめは?
アマチュアにおすすめは?

スピン量を抑えた中弾道で飛ばせるCHROME TOURボールか、しっかりめの打感で中高弾道を描き出し、よりスピンコントロールしやすいCHROME TOUR Xボールか、それとも、さらにしっかりめの打感でロングゲームのスピン量を抑えたCHROME TOUR ◆◆◆ボールか。アマチュアはどのボールを選べばいいのか、聞いてみた。

「飛び系(ボール)は硬く、軟らかいボールはスピンが入るというイメージがあるが、軟らかいボールでスピンを減らしたら飛ぶという体験をしてほしい」と桜井氏はいう。アベレージゴルファーは、3モデルで最もソフトなCHROME TOURボールでスピン量を減らせば、飛距離を伸ばせる可能性があるそうだ。ヘッドスピードが速い人ならもちろん低スピンのCHROME TOUR ◆◆◆ボールがおすすめだ。

ゴルフは自分でボールを選べるスポーツ。プロアマ問わず、自分に合ったボールがスコアをつくる上で武器のひとつになるのは間違いない。

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