10月「ZOZO」で記憶に残るベストイヤーの締めくくりへ/ザンダー・シャウフェレ独占手記
日本の皆さんこんにちは。ザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele)です。
アトランタでの「ツアー選手権」で2024年のPGAツアー、フェデックスカップが幕を閉じました。
「全米プロゴルフ選手権」と「全英オープン」、2つのメジャータイトルを勝ち取ることができたシーズン。改めて夢のような気持ちです。ゴルファーとしての力への自信を深める素晴らしい経験になりました。
悲願のメジャー初制覇を5月に遂げてから、調子に乗ることなく「プレーすべき試合は、シーズンはまだまだ残っている」と自分に言い聞かせてきました。どの試合にも取り組むべき課題があり、それぞれをまた別の方法で克服しながら勝利を目指すことには大きな意味があります。
僕のキャリアには、この素晴らしい一年に導いてくれた、プロ選手としての“いま”をつくってくれた、重要なハイライトがいくつかあります。そのひとつがここ数年、自分のゴルフを把握し、どうすれば最高峰のレベルで戦えるかを理解し始めたことにあるでしょう。
2017年に優勝したツアー選手権、幾度とない敗戦を経て優勝できたメジャー、そして金メダリストになった「東京五輪」のようなゲームは、間違いなく大きな自信に繋がりました。すべてが、自分もきっと世界のベストプレーヤーたちときっと渡り合えるはずだ、と思えたきっかけでした。
10月に日本での「ZOZOチャンピオンシップ」に出場します。今年はデサントのウェアでプレーできることが喜ばしい。2024年はきっと僕にとってのベストイヤーと言えるだろうけれど、さらに記憶に残る素晴らしい一年にしたいと願っています。挑戦はずっと続くし、もっと上手くなりたくて仕方がない。ハードワークを続けるつもりです。
日本でみんなに会えることが待ちきれません。どうか、たくさんの応援をお願いします。
ザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele)
1993年10月25日、米カリフォルニア州サンディエゴ生まれ。サンディエゴ州立大を経て2015年にプロ転向。17年「ザ・グリーンブライアークラシック」でPGAツアー初勝利を飾ると、プレーオフ最終戦「ツアー選手権」で2勝目を挙げ、ルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。21年「東京五輪」の男子ゴルフ競技で金メダルを獲得。24年5月「全米プロゴルフ選手権」でメジャー初優勝。7月の「全英オープン」を逆転で制してメジャー2勝目を挙げた。PGAツアー通算9勝。