“MAX=つかまり過ぎ”は誤解。「Qi4D MAX」はプロも投入できる直進力/谷口拓也 #深夜試打

テーラーメイド初の脱チタンヘッドを支える軍事用グレードの「7075アルミニウム」フレームを採用し、大幅な軽量化と余剰重量の最適配分を実現した「Qi4D MAX ドライバー」。深低重心設計と高慣性モーメントにより、ミスヒット時でもボール初速の低下を抑え、高弾道で直進性の高い強弾道を可能にする。そんな同社自信作をツアー通算2勝の男子プロ・谷口拓也が試打評価を行った。

「数字には表れないけれど…、実戦的な調整力を体感」

“MAX=つかまり過ぎ”は誤解。「Qi4D MAX」はプロも投入できる直進力/谷口拓也 #深夜試打
前後ウエートの入れ替え&別売りウエートでカスタマイズできる豊富さが魅力

―率直な印象は?
「モデル名に“MAX”が付いているので、ボールがつかまって左方向にグンッ!と行きすぎるタイプかと思っていましたが、実際は左に行きすぎる怖さは全くありません。非常に直進性が高く、それでいて操作性もきちんと残っている。ボールスピードもしっかり出ていますし(平均65.8m/s)、プロでも好んで使う選手が出てきそうな“使えるMAX”といった印象です」

―見た目と構えやすさは?
「慣性モーメントを高めた円盤系の大きな形状なので、サイズ感は大きく感じられます。ただ、フェースのヒール側が巧みに構築されていて、上から見るとフェース面が確実にストレートに見え、地面に置いたときの据わりもいい。ややシャローフェースな雰囲気もあり、私が愛用しているミニドライバー『r7 QUAD』にも通じる形状を感じます。好みも踏まえて構えやすさは高評価になりましたが、見た目通りの寛容性がしっかり弾道や動きに表れていると思います」

“MAX=つかまり過ぎ”は誤解。「Qi4D MAX」はプロでも投入できる直進力/谷口拓也 #深夜試打
円盤系の大きな投影面積。しかもシャローフェースで視覚的なやさしさは◎

―飛距離性能については?
「スピン量は調整ウエートで減らすことはできますが、ボールスピード自体はなかなか変えられるものではありません。そう考えると、今作はしっかり初速が出せるポテンシャルを備えています。前作『Qi35 MAX ドライバー』は、“10K”(上下左右の慣性モーメント合計1万g・cm2)をセールスポイントにしていましたが、今作は9.7K。寛容性を求めるユーザーには、不安を抱く要素ととらえる人もいるかもしれませんが、その数値にこだわる必要はないと思います。前後2つのウエートを入れ替えれば、慣性モーメントを高めたり、逆にスピン量を抑えたり、幅広いカスタマイズが可能。自分なりの“気持ちいいポイント”を見つけられるので、限られたゴルファー向けにはなっていません」

―他社の「MAX」と比べて寛容性は?
「他社のMAXモデルは“スライスさせないドローバイアス”に振り切った設計が多い印象ですが、今作は“慣性モーメントによる直進性”に重きを置いています。実際にトウやヒールに打点がズレても、ボールが大きくねじれる感覚がありません。縦方向のミスというより、左右の打点ブレに対して非常に高い寛容性を発揮してくれるモデルだと感じました」

―どんなゴルファーに合う?
「オールマイティに使えるモデルです。より楽に打ちたいアベレージゴルファーはもちろん、いまや主流になりつつある“やさしさ”を求める傾向の中上級者が使っても、十分に武器になります。ヘッドの大きささえ気にならなければ、実際に使っても納得できるレベル。ただ上級者の中には、フェースコントロールで自由自在に球を曲げたい人はいるので、そういった思考のプレーヤーには、まだまだ『思ったより曲がらない』と懸念点は残るかもしれません」

左を恐れず叩ける“直進性重視”の選択肢【総合評価4.3】

“MAX=つかまり過ぎ”は誤解。「Qi4D MAX」はプロでも投入できる直進力/谷口拓也 #深夜試打
「MAXモデルなのに、左に行きすぎない安心感がある」(谷口)

【試打結果(平均)】
総距離:258.9yd
キャリー:240.7yd
HS:45.4m/s
初速:65.8m/s
スピン量:3061rpm
打ち出し角:13.4度

【飛距離】4.5
【打感】4.5
【寛容性】5.0
【操作性】3.5
【構えやすさ】4.0

“MAX=つかまり過ぎ”は誤解。「Qi4D MAX」はプロでも投入できる直進力/谷口拓也 #深夜試打
西川に比べて打感&飛距離は高評価。コアモデル同様ややスピン量は多め(平均3061rpm)

・ロフト角:10.5度
・使用シャフト:REAX 60 Mid Rotation Blue(硬さS)、三菱ケミカル VENTUS Black 6(硬さX)
・使用ボール:横須賀グリーンゴルフ専用レンジボール

取材協力/トラックマンジャパン株式会社、横須賀グリーンゴルフ

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谷口拓也(たにぐち・たくや) プロフィール

1979年9月17日生まれ、徳島県出身。2003年のプロデビュー年に賞金シードを獲得。04年『アイフルカップ』で初優勝し、賞金ランク20位で最優秀新人賞を受賞。08年『サン・クロレラクラシック』で2勝目。数多くのトッププレーヤーを指導したコーチ、ピート・コーウェン氏に師事しレッスン技術を学ぶ。妻は国内女子ツアー3勝の一ノ瀬優希

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