新製品レポート

タイトリスト史上もっとも簡単!TS1 ドライバー

2019/07/15 05:00
スピードアップを追求した「タイトリスト TS1 ドライバー」を試打

【ミヤG】
タイトリストのTSシリーズに「TS1」と「TS4」が追加モデルとしてラインアップされました。ヘッド体積が小さい「TS4」はカスタムオーダー専用モデルとなっていますが、こちらの「TS1」は量販店でも購入できるモデルとなっています。

シャローバックで投影面積は大きい。クラウンはTS2に比べてフラットになっている

【ツルさん】
僕は「TS2」を所有していますが、それと比べるとシャローフェースでクラウンの盛り上がりが少ない。そのおかげで、構えたときにヘッド上面がフラットに見えて、とても構えやすいです。ソールの据わりもよくて、フェース面をターゲットにスクエアに合わせやすいところも好印象。個人的には、「TS2」や「TS3」よりも構えやすいヘッドに感じますよ。では、さっそくミヤGから試打をどうぞ!

【ミヤG】
打ってみると、思いのほか球がよくつかまります。引っかけグセのある僕が打つと、強めのフックになっちゃいました。右に打ち出す感じで、ちょうどいいドローが打てましたね。それにしても打感がいい!インパクトでボールがフェースに乗っているような感触です。

【ツルさん】
インパクトのフィーリングは、「TS2」や「TS3」と揃うように開発されていますよね。ヘッド性能で特徴的なのは、球の上がりやすさと、つかまえやすさ。タイトリストのこれまでのドライバーでは考えられないぐらいに、一般的なアマチュアにもやさしく打てる性能に仕上げられています。フェースの弾きがよくて、ボールスピードを出しやすいのも長所です。

【ミヤG】
スピン量は少し多めですかね? 僕が打つと、2800回転以上になっちゃいました。

【ツルさん】
ヘッドスピード43m/s以下で球が上がりづらいと感じている人が使うと、安定したキャリーで飛ばせるヘッド性能です。決してロースピンではないので、ミヤGのように普段からスピンが多めで球がフケ上がっている人や、ヘッドスピード43m/s以上の人には、正直あまり向いていません。ミヤGは、重さについてどう感じました?

【ミヤG】
何も違和感がなかったですよ。純正シャフトはワッグルするとやわらかそうに感じますが、スイング中には頼りなさを感じないし、普段のパワーで振っていけました。でも、軽量のドライバーなんですよね?

【ツルさん】
フレックスSでも、クラブ総重量は275グラムです。けれど、そういう先入観なしに一度は試打してみてみるべき。打ちやすさは、数字だけでは分からないですからね。タイトリストらしいプレーヤーにとっての扱いやすさが保たれているし、フィーリングが良くて、見た目もカッコいい(笑)。打ってみると、気に入るゴルファーは多いと思います。

体力にあまり自信がない人でも振りやすく、やさしく飛ばせるスペック

■ 試打したクラブのスペック

タイトリスト TS1 ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:Titleist Diamana 50 ●フレックス:S

■ マイクラブ情報

ミヤG:テーラーメイド M5 ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:KUROKAGE TM5 2019 ●フレックス:S

ツルさん:テーラーメイド M2 ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:Fire Express TP-V NX 75 ●フレックス:S

■ ミヤG プロフィール

1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。

タイトリスト
発売日:2019/07/05 参考価格: 77,760円