究極にやわらかい打感のチタン複合ヘッド プロギア 01 アイアン
【ミヤG】
プロギアから「プロギア IRONs(アイアン)」という新シリーズが登場しました。ことし展開されている「RS5」シリーズの一員としてではなく、今後はアイアンを独自シリーズで展開していくようです。
【ツルさん】
ドライバーを毎年のように頻繁に買い替える人でも、アイアンは5年ぐらい同じモデルを使い続ける場合が多いんですよね。結果的にキャディバッグ内のウッドとアイアンのモデルイヤーが変わってしまう。そういう違和感をなくすためにも、アイアン用に別ブランドを立ち上げたのはスマートな展開だと思います。使い手としても、古さや感じずに使い続けられるメリットがあります(笑)
【ミヤG】
この「01 アイアン」は、ヘッド内部にがっつりとチタン素材が使われているのが特徴です。バックフェースがシンプルで好感が持てますし、以前に写真で見ていたときからカッコいいなと思っていたのですが、実際に手にするとイメージしていたよりもヘッドが大きい。バリバリの硬派なアスリート向けという感じではなく、やさしく打てそうな雰囲気です。
【ツルさん】
プロギアの工房向けアイアンヘッドに「プロギア チューン 01 HC」というチタン複合モデルがあるのですが、そちらはもっとヘッドが小ぶりでシャープなんです。そのモデルとの差別化が図られているのだと思いますよ。
【ミヤG】
打ってみると、打感がめちゃやわらかい! そのフィーリングのおかげで、芯が広そうにも感じます。実際に球の曲がりも少なく、扱いやすさはバツグンです。
【ツルさん】
ヘッドの見た目から受ける印象以上に、球が曲がらないですよね。比重の軽いチタンをヘッド内部に大量に使うことでヘッドが高慣性モーメント化されているそうですが、従来モデル「RS フォージド アイアン」を試打したときにも球の曲がりにくさを感じました。プロギアは、アイアンで球がブレにくくなるノウハウを持っているのかも知れないです。
【ミヤG】
ちょっとぐらい打点がズレても、やわらかい打感を維持してくれるのがいいですね。ミスヒットしたときの心理的なストレスがありません。7番のロフト角が31度設定なので、すごく飛ぶというわけではなく、飛距離性能はロフトなりかな。
【ツルさん】
チタンは高強度の硬い素材ですが、軟鉄で挟み込むように複合鍛造することで、ここまでやわらかい打感を実現できるんですね。まさに新感覚。弾道のオートマチックさとやわらかいフィーリングを求める人には最適でしょう。ただし、単一素材のフォージドアイアンとはやわらかさのフィーリングが異なりますし、これをやわらかすぎると感じる人や、打感からのフィードバックが足りないと感じる人もいると思います。そこだけが留意点ですね。
■ 試打したクラブのスペック
プロギア 01 アイアン
●番手(ロフト角):7番(31度)●シャフト:スペックスチールIII Ver.2 ●硬さ:M-43 (S)
■ マイクラブ情報
ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●硬さ:6.0(S+)
ツルさん:タイトリスト 718 AP2 アイアン
●番手(ロフト角):7番(33度) ●シャフト:ダイナミックゴールド 105 ●硬さ:S200
ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。
ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー