ぶっ飛び系でも高弾道で止まる タイトリスト T400 アイアン
【ミヤG】
タイトリストの「T400 アイアン」は、7番のロフト角が26度というぶっ飛び系のアイアンです。構えてみると、ヘッドが大きい! とにかくデカイ!!!
【ツルさん】
見た目は、まるでアイアン型の大型ユーティリティですよね。ヘッドは中空構造になっていて、トウとヒールに計100gものタングステンを内蔵しているそうです。タイトリストは日本市場向けの飛び系アイアンとして、2018年に「VG3 アイアン タイプD」を発売していました。ヘッドの構造やロフト設定を見ると、この「T400」は「VG3 タイプD」をさらに進化させてワールドワイドで展開しているアイアンといえそうです。
【ミヤG】
打ってみるとフェースの弾き感が強くて、やはりよく飛びます。自分のアイアンよりも2番手はラクに飛ばせました。構えたときには「大きいヘッドだなぁ」と感じますが、打ってみるとそれほど違和感がありません。意外と球のつかまりもいいアイアンです。
【ツルさん】
打ち出しからボールが高く上がり、スピンも適度に入ってくれます。そのおかげで、ストロングロフト設定なのに高弾道がラクに打てる。これならグリーンに着弾して止まる球が打てそうですね。まさに、飛んで止まるアイアンです。それにヘッドがブレにくくて曲がりにくい!
【ミヤG】
アイアンセットの中の1本とはいえ、ヘッドの性能的にはウッド型のユーティリティに近いですよね。
【ツルさん】
メーカー各社からストロングロフト設定の飛び系アイアンが登場していますが、「T400」にはタイトリストらしさを感じますよ。慣性モーメントが高そうな大型ヘッドなのに、ヘッドの変なところに重さを感じることなく振り抜きやすい。コースでの実戦力も高そうです。
【ミヤG】
かなりのワイドソールだけど、2段ソールになっていますよね。ちなみにシャフトのラインアップも多く、カーボン2種類、スチール2種類から重量帯によって選べるようになっています。
【ツルさん】
2段ソールは「VG3 タイプD」から採用されているものです。良いところは引き継がれているし、新しいTシリーズになってバックフェースのデザインも洗練されました。個人的には、もう少しシンプルで硬派なデザインでも良かったと思いますが、ぶっ飛び系アイアンとしての完成度は高いと思います。
■ 試打したクラブのスペック
タイトリスト T400 アイアン
●番手(ロフト角):7番(26度) ●シャフト:N.S.PRO ゼロス 7 ●硬さ:S
■ マイクラブ情報
ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●硬さ:6.0(S+)
ツルさん:タイトリスト 718 AP2 アイアン
●番手(ロフト角):7番(33度) ●シャフト:ダイナミックゴールド 105 ●硬さ:S200
ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。
ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー