本格的な見た目なのにミスヒットに強い! タイトリスト T200 アイアン(2021年)
【ミヤG】
今回試打するのは「T200 アイアン」の新モデルです。7番アイアンのロフト角は31度になっていて、同シリーズの「T100S アイアン」よりも1度だけ立っています。ヘッド内部には、新開発の高弾性ポリマーを使ったタイトリスト独自のテクノロジー「マックスインパクト 2.0」が採用されているのも特徴です。
【ツルさん】
前作の「T200」は、マックスインパクトのテクノロジーが外から見えるようなデザインでしたが、新作では軽量プレートでフタをしたような構造に変わりました。構えたときの見た目も前作から大きく変わり、ヘッド長が短くなって、オフセットも少なくなり、よりアスリートが好むすっきりとしたヘッド形状になりました。
【ミヤG】
構えてみると、ヘッドサイズは「T100S」よりもひとまわり大きく、トップブレードも少し厚めになっていますが、「T100S」から持ち替えても違和感がありません。そのぐらいすっきりとしたヘッド形状です。
【ツルさん】
新作は、「T100」や「T100S」とオフセットが統一されているので、コンボセットにしても使いやすくなっているんです。では、ミヤGから試打をどうぞ!
【ミヤG】
打ってみると、打感には少し弾きがありますが、球離れが早すぎるようには感じません。しっかりと押し込んで打てるようなフィーリングがありますね。弾道計測数値を見ると、スピンもしっかり入っています。アイアンらしい高弾道です。
【ツルさん】
僕の第一印象としては、まず球が曲がらないことに驚きました。前作でも同じような直進性の高さを感じましたが、新作はヘッドがコンパクト化されているにも関わらず、ヘッドと球筋の安定性がとても高いです。
【ミヤG】
ヘッドの見た目は本格派ですが、寛容性が高いですよね。
【ツルさん】
反発のいい鍛造L型フェースを使いながら、マックスインパクト 2.0によってオフセンターヒットしてもボール初速が落ちない設計になっています。それに加えてトウ側とヒール側の2箇所に高比重タングステンが内蔵されているので、ヘッドの安定性も高い。その効果が存分に感じられます。
【ミヤG】
同シリーズの「T100S」とのロフト差は1度だけなので、どちらを購入するか迷うゴルファーも出てきそうですね。両者では、飛距離もそれほど変わらなさそうです。
【ツルさん】
ミスヒット時の寛容性を優先するなら、間違いなくこちらの「T200」を選ぶべきです。逆に球筋の操作性を優先するなら「T100S」をオススメします。例えば、6番からPWまでを「T100S」、5番アイアンだけを「T200」にするというコンボセットで使うのもアリだと思いますよ。
■ 試打したクラブのスペック
タイトリスト T200 アイアン(2021年)
●番手(ロフト角):7番(31度) ●シャフト:NSプロ 880 AMC ●硬さ:S
■ マイクラブ情報
ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●硬さ:6.0(S+)
ツルさん:タイトリスト T100 アイアン(2019年)
●番手(ロフト角):7番(33度) ●シャフト:AMT ツアーホワイト ●硬さ:S200
ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。
ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー