丁寧に作り込まれた文句ナシの完成度! グローブライド オノフ ドライバー AKA(2022年)
【ホッシー】
オノフの赤シリーズがモデルチェンジして、3月25日に発売されました。今回試打するのは新作の「オノフ ドライバー AKA」です。ヘッドのデザインが、とてもカッコいいです!
【ツルさん】
カラーリングやデザインがいいのはもちろんだけど、細部にわたって丁寧に質感高く作り込まれていますよね。とがった感じのカッコ良さではなく、ヘッド全体を手で包み込みたくなるような温かみも感じます。新作の広告キャッチコピーは“全芯主義”。フェースのどこで打っても飛ばせるように進化させているそうですよ。
【ホッシー】
「オノフ AKA」には、昨年発売された「オノフ ドライバー KURO」で初採用された「クロスバランス・テクノロジー」というウェイト調整機能も新搭載されています。今回は標準仕様の状態で試打してみましょう。では、僕から打ってみます!
【ツルさん】
ホッシー、ナイスショットです! 安定してドローの弾道が出ていますよ。
【ホッシー】
弾道がバラけなくて、打率がいい感じ。自分のドライバーよりも打ちやすいし、飛んでいるかも(笑)。振り心地や打ち応えもめちゃイイです♪ ツルさんも打ってみてください。
【ツルさん】
構えてみると、アップライト感があって球をつかまえやすそうな印象を持ちますね。ロフトもよく見えて、球が上がってくれそうな安心感があります。打ってみて、まず驚いたのがシャフトの剛性の高さ。従来の赤シリーズは、しなりを感じやすくて比較的よく動くタイプのシャフトでしたが、それよりもワンフレックスぐらい硬めに仕上がっているように感じました。これまでよりも、少し若い人向けになったのかも。
【ホッシー】
僕がヘッドスピード45m/s以上で打っても、まったくへこたれることなく、しっかりと振り抜いていけるシャフトでした。メーカーカタログでは先中調子と表記されているので、僕には苦手なタイプのシャフトかなと心配していましたが、まったく問題なかったです。シャフトが大きく動いてヘッドが走るタイプじゃないですね。
【ツルさん】
フレックスSだと、ヘッドスピード43m/s前後の人がジャストマッチしそうです。昔からオノフ赤のドライバーは、球が上がりやすく、つかまえやすいのが特徴でした。2022年の新作もその特性を引き継ぎつつ、さらに直進性が向上していて、弾道の再現性が高められています。
【ホッシー】
新作になってヘッドが高慣性モーメント化されているそうですが、構えたときの投影面積がそれほど大きくないのもポイントですね。大きいヘッドだと振りにくさを感じる人、右にスッポ抜けてしまう人にもオススメしたいです。
【ツルさん】
もし、標準の状態で球が左に出てしまうなら、ネックの調整機能でライ角をフラットに設定すればいいですよね。さらにドロー弾道が強すぎる場合は、ヘッドに搭載されている2つのウェイトを付け替えれば改善されます。標準の状態でも、僕は若干カウンターバランスに感じましたが、ヘッドの利き具合(バランス)もグリップエンドのウェイトの付け替えで調整可能です。複数の調整機能によって、幅広いゴルファーに理想の弾道を提供するモデルになっています。ヘッドの基本性能、標準シャフト、調整機能の3つがトータルで完成度が高い。試しに買ってみても後悔しないドライバーだと思います。
■ 試打したクラブのスペック
グローブライド オノフ ドライバー AKA(2022年)
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:SMOOTH KICK MP-522D ●硬さ:S
■ マイクラブ情報
ホッシー:テーラーメイド SIM MAX ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:Diamana TB 50 ●硬さ:S
ツルさん:キャロウェイ ローグ ST MAX ドライバー
●ロフト角:9度 ●シャフト:VENTUS BLACK 6 ●硬さ:S
■ ホッシー プロフィール
1978年生まれのGDO編集部員。以前に「ゴルフガレージ」で店舗スタッフをしていた経験があり、過去のゴルフクラブ情報にも詳しい。ドライバーのヘッドスピードは46m/sとアマチュアゴルファーにしては飛ばし屋。けれど、球が左右に散らばるのが悩み。持ち球は低めのドロー、アイアンも低弾道。平均スコアは95くらい。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。ライフワークとして、日々ゴルフの最新情報を収集している。ドライバーのヘッドスピードは45m/s前後。たいていカラダのどこかしらの箇所が痛く、自由にスイングできないのが悩み。いつもスイング改造中。現在の持ち球は中弾道のフェード。