新製品レポート

HS40m/s以下のスライサー諸君! ぜひ試して欲しいピン「G430 HL SFT ドライバー」

2023/02/27 07:00
G430シリーズに追加された軽量モデル「G430 HL SFT ドライバー」を試打

【シオさん】
G430 HL SFT ドライバー」は、前回試打した「G430 HL MAX」と同じ軽量シリーズのモデル。ヒール寄りの重心設計で球をつかまえやすいのが特徴です。

【ツルさん】
このシリーズには2種類のシャフトが用意されていますが、重いほうの「SPEEDER NX 45」で試打していきます。シオさんのエースドライバーが「G430 SFT」のカスタムシャフト装着モデルですから、その違いが気になるところです。構えたときのヘッドの見た目はどうですか?

構えた印象は「G430 SFT」と同じ。球がつかまりそうな安心感がある

【シオさん】
構えてみると、自分のドライバーとまったく同じに見えます。前回モデルと比べると、さらにヘッドがアップライトに感じられ、球をつかまえやすそうな印象を受けますね。僕にとっては見慣れていて安心感があります(笑)

【ツルさん】
打ってみてどうです?

シオさんの「G430 HL SFT ドライバー」試打データ

【シオさん】
僕のヘッドスピード(以下HS)は通常41m/sくらいですが、このモデルを打つと常時HS42m/s以上になりました。軽量なだけあって、クラブを速く振り切りやすいです。

【ツルさん】
シオさんが打つと、よく飛んでいますね! 前回と比べてもボール初速が出ていますし、球もよく上がっています。

【シオさん】
ヒール寄りの重心設計になっているおかげで球をつかまえやく、僕にとっては「G430 HL MAX」よりもストレートな弾道を打ちやすい。キャリーも出やすく、振り抜きやすいのも魅力ですね。

ツルさんの「G430 HL SFT ドライバー」試打データ※ヘッドスピード39m/sで試打

【ツルさん】
僕はクラブスペックに合わせてHS39m/sくらいで打ってみたのですが、僕のスイングだと球が上がりすぎるぐらいでした。弾道の特性としては従来の「G430 SFT」と同じで、球が上がってよくつかまる性能はそのままに、軽量化されてHS40m/s以下のゴルファーが振り抜きやすいモデルになっています。

ソール最後部のウエート位置を変えることで、つかまり度合いを調整できる

【シオさん】
従来モデルと同様に、このモデルもソール後方部のウエート位置を変えることで、球のつかまり具合を調整できます。「DRAW」と「DRAW+」から選択できるのですが、僕の場合は「DRAW」設定のほうが打ちやすかったです。「DRAW+」にすると、引っかけ気味の球が出ていました。

【ツルさん】
シオさんのように、「DRAW」のウエート位置で十分と感じるゴルファーも多いと思います。「DRAW+」の位置にすると、ヒール側がかなり重く感じるようになって、極端に球がつかまるモデルに変貌します。頑固なスライスに悩んでいる人は、この設定を試してみるといいでしょうね。

高弾道ドローでやさしく飛ばせる。ラクに振ってつかまえたいHS40m/s以下の人に最適

■ 試打したクラブのスペック

ピン G430 HL SFT ドライバー
●番手(ロフト角):10.5度 ●シャフト:SPEEDER NX 45 ●フレックス設定なし

■ マイクラブ情報

シオさん:ピン G430 SFT ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:Tour AD IZ 5 ●硬さ:S

ツルさん:キャロウェイ ローグ ST MAX ドライバー
●ロフト角:9度 ●シャフト:VENTUS BLUE 6 ●硬さ:X

■ シオさん プロフィール

1967年生まれ。GDOでは古参の編集部員。若い頃は小ぶりヘッドのドライバーとマッスルバックのアイアンを愛用していたが、近年ではミスに強く、飛ばせるギアを好んで使用している。ヘッドスピードは40m/s前後。ミドルアイアンでグリーンに止まる球が打てないことが最近の悩み。持ち球は低めのドロー。平均スコアは80くらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。ライフワークとして、日々ゴルフの最新情報を収集している。ドライバーのヘッドスピードは45m/s前後。たいていカラダのどこかしらの箇所が痛く、自由にスイングできないのが悩み。いつもスイング改造中。現在の持ち球は中弾道のフェード。

ピン
速さと高さで激飛。
発売日:2023/03/02 参考価格: 93,500円