新製品レポート

「初速が上がって安定感もある」プロギア RS 2017 ドライバー

2017/06/26 05:00

ほどよい球のつかまり感で右にスッポ抜けない

新製品レポート プロギア RS 2017 ドライバー 画像01

【ミーやん】プロギア RS シリーズのドライバーが約1年でモデルチェンジして、「RS 2017 シリーズ」として新発売されました。今回もドロー設計のスタンダードモデルと、フェード設計のモデルの2種類が用意されています。

【ツルさん】ルール上限までフェースの反発を高めてあるのがウリのドライバーですが、前作は『RS-F ドライバー』のトウ側上部の反発係数がルールに抵触してしまい、全品回収になってしまったのは記憶に新しいところです。今年の「RS 2017 シリーズ」は、まさにプロギアのリベンジ・モデルと言えるでしょう。新モデルはルール適合ながらも、なんとフェース中央の反発は前モデルよりも高められているそうです。

【ミーやん】試打するのは、スタンダードモデルの『RS 2017 ドライバー』です。打ってみると、うーん・・・前モデルとの違いが分かりません(笑)。でも、たしかにフェースに弾き感があって、ロフト角9.5度にしてはボールが上がりやすく、曲がりづらさも備わったクラブですね。

【ツルさん】いやいや、ミーやんの球は飛んでいますよ! 計測数値を見ると、打ち出し角やスピン量も文句ナシでボール初速も出ています。僕が打っても、ギリギリ設計のフェースのおかげでボール初速がいつもより速くなりました。その他の特徴としては、バックスピンが少なすぎないところですね。ミーやんが打つと最適スピン量に収まりますが、僕が最大限に飛ばすにはスピン量が若干多いです。

【ミーやん】自分ではあまり実感がないのですが、結果を出してくれるドライバーのようです。ドロー設計をうたっているモデルですが、前作同様にフックフェースではなく、ターゲットに対してスクエアに構えやすいところもイイ感じです。

【ツルさん】構えやすくて、ほどよい球のつかまり感があるクラブです。極端に左にしか飛ばないようなクラブではありません。むしろ右にスッポ抜けてしまうミスが多いドローヒッターなら、これくらいオートマチックに球がつかまるほうが扱いやすいと思いますよ。

【ミーやん】このドライバーなら、低スピンすぎて球がドロップするミスが出なさそうで安心です。純正シャフトもクセがなくて、とても振りやすく感じました。

【ツルさん】打点がバラついてもボール初速が落ちづらく、ヘッドがブレづらいから安定感もあります。平均点が高いドライバーですね。次回試打するモデル『RS-F 2017 ドライバー』にも期待大です。

■ 試打クラブのスペック

プロギア RS 2017 ドライバー
ロフト角:9.5度、シャフト:オリジナルカーボン、フレックス:M-43(S)
発売日:2017年6月9日、価格:税抜80,000円(税込86,400円)

■ マイクラブ情報

ミーやん:ピン G30 ドライバー(ロフト角:10.5度、シャフト:オリジナルカーボン、フレックス:SR)
ツルさん:テーラーメイド M1 460 ドライバー 2017年モデル(ロフト角:10.5度、シャフト:USTマミヤ アッタス パンチ 6、フレックス:X)

■ ミーやん プロフィール

1978年生まれ、自分に合うクラブを求めて、片っ端から新製品の試打を行うエンジョイ志向のGDO編集部員。ヘッドスピード42m/s、持ち玉は低・中弾道のドローというか、むしろチーピン。チーピニストからの卒業を目指し、現在はスイングを改造中。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ、シングルの腕前を持つ。とにかくボールを打っていたいギア好きのゴルフライター。メーカーの新製品発表会には出向くのはもちろん、毎年アメリカのゴルフ見本市「PGA SHOW」に行って最新クラブをチェックしている。ヘッドスピード46m/s、持ち玉は中・高弾道のドロー。

プロギア
もっとギリギリ! ドローで最大飛距離を狙う
発売日:2017/06/09 参考価格: 86,400円