短尺化された5番アイアンでも、ちゃんと飛ばせる

【ミーやん】すべての番手が7番アイアンの長さで作られているコブラのワンレングス・アイアンに、新しいモデルが追加発売されました。こちらの『キング F7 ワンレングス』は、ヘッドが番手別設計になっているのが特徴です。ショートアイアンはポケキャビ構造、ミドルアイアンはヘッド下部のみが中空構造、ロングアイアンはヘッド全体が中空構造になっています。

【ツルさん】以前に『キング フォージド ツアー ワンレングス』を試打したときは、通常の長さよりも短い5番アイアンではボールが上がりづらく、少し飛ばしづらいという結果でした。このモデルは番手別設計のヘッドによって、それが改善されているかも知れません。今回は『キング F7 ワンレングス』の5番アイアンと、通常の長さの自分の5番アイアンを比較試打してみましょう。

【ミーやん】すべての番手が7番アイアンの長さなので、5番アイアンは短くて打ちやすそうに感じます。ヘッドはセミラージで適度なグースがあって、これまたやさしく打てそうな印象です。では、打ってみます！

【ツルさん】結果がいいですね。低弾道が持ち球のミーやんにしては、よく球が上がっています。ロフト角23度のストロングロフトですが、打ち出しが高く、スピンもきっちりと入っていてキャリーで飛ばせていますよ。

【ミーやん】自分でもビックリです。ロフト角が寝ている通常の長さの5番アイアンよりも高弾道で飛ばせました！ これは中空構造のやさしいヘッドのおかげでしょうね。以前に試打した『キング フォージド ツアー ワンレングス』よりも、断然こちらのほうが打ちやすいです。

【ツルさん】球が上がりやすく、フェースの弾きがよくて、僕が打ってもロフト角なりによく飛ばせました。装着されているフジクラ製のカーボンシャフトも、タイミングを取りやすくて好印象ですね。こういった番手別設計のヘッドであれば、ロングの番手でシャフトが短くなったことの弊害を感じません。ワンレングスの良さが存分にいかされていると思います。

【ミーやん】ロングアイアンが苦手だけど、なんとかして打ちこなしたいという人にはいいモデルですよね。ボクは身長が低いのもあって、ロフト角の立った番手でも短いほうが単純に打ちやすく感じました。ミート率が上がって、ミスも減らせそうですね。

■ 試打クラブのスペック

コブラ キング F7 ワンレングス アイアン
番手：5番、ロフト角：23度、シャフト：コブラ スピーダー（オリジナルカーボン）、フレックス：S
発売日：2017年7月上旬、価格：6本セット税抜108,000円(税込116,640円)

■ マイクラブ情報

ミーやん：ブリヂストン ツアーステージ Xブレード 709 CB（番手：5番、ロフト角：25度、シャフト：日本シャフト NSプロ 950GH、フレックス：S）
ツルさん：ブリヂストン ツアーB X-CB アイアン（番手：5番、ロフト角：25度、シャフト：日本シャフト NSプロ モーダス3 ツアー105、フレックス：S）