「打点がズレてもお構いナシに飛ぶ」プロギア egg ドライバー
スイートエリアが広くて曲がりづらい
【ミーやん】プロギアのegg(エッグ)シリーズには、ルール適合の赤eggと、ルール適合外の高反発ヘッド金eggの、2つのラインナップがありますが、今回試打するのは赤eggのドライバーです。
【ツルさん】アスリートラインのRSシリーズは、ルールぎりぎりの反発性能をうたっていますが、この赤eggもルール限度内での高初速を狙って作られています。クラウンのフェース側には赤egg専用に開発した「新パワーフランジ」が採用されていて、アベレージ向けモデルにしては、かなりのディープフェース設計になっているのが特徴です。
【ミーやん】ヘッド形状とフェース形状は個性的ですが、構えてみると違和感がありません。アベレージ向けモデルにありがちなフックフェースになっていないので、フェース面をターゲットに合わせやすいですよ。では、打ってみます!
【ツルさん】ミーやん、ナイスショットです。弾道がとても安定していますね。
【ミーやん】気持ちよくスパッと振り切れて、方向性がいいです。打ち出しの高さとスピン量が安定していて、球のつかまりもちょうどいいですね。ディープフェースのおかげなのか、他のドライバーよりも打点の上下のブレに強いように思います。
【ツルさん】僕は本来のパワーで打つとタイミングが合わなかったので、少しヘッドスピードを落として打ってみたのですが、打ち出し角14度、スピン量2487回転という、キャリーとランのバランスがいい球を打つことができました。40m/sぐらいのヘッドスピードで打ったときに、飛ばすのに最適な弾道を打ちやすいドライバーですね。それにフェースのどこでヒットしてもヘッドがブレづらくて、弾道安定性が高いです。
【ミーやん】ボクの場合、打ち出しの高さとスピン量が足りないことが多いのですが、このドライバーなら安心して打てます。ツルさんがフルスイングしたら、どんな感じになりますか?
【ツルさん】純正シャフトは、手元側が硬くて、先端側との剛性差を大きく感じるタイプです。これが僕にはまったく合わなくて、フルスイングするとマトモに当たりません(笑)。どちらかいうと、上からヘッドを降ろしてきてインパクトでパンチを入れるタイプのゴルファーにマッチしそうなシャフトです。アンダースペックのフレックスを使うと、厚く当たりすぎて打ち出しが低くなってしまうので、フレックス選びは注意したほうがいいと思います。
■ 試打クラブのスペック
プロギア egg ドライバー(赤egg)
ロフト角:10.5度、シャフト:オリジナルカーボン、フレックス:M-40(SR)
発売日:2017年9月中旬、価格:税抜75,000円(税込81,000円)
■ マイクラブ情報
ミーやん:ピン G30 ドライバー(ロフト角:10.5度、シャフト:オリジナルカーボン、フレックス:S)
ツルさん:テーラーメイド M1 460 ドライバー(ロフト角:10.5度、シャフト:UST マミヤ アッタス パンチ 6、フレックス:X)
■ ミーやん プロフィール
1978年生まれ、自分に合うクラブを求めて、片っ端から新製品の試打を行うエンジョイ志向のGDO編集部員。ヘッドスピード42m/s、持ち玉は低・中弾道のドローというか、むしろチーピン。チーピニストからの卒業を目指し、現在はスイングを改造中。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ、シングルの腕前を持つ。とにかくボールを打っていたいギア好きのゴルフライター。メーカーの新製品発表会には出向くのはもちろん、毎年アメリカのゴルフ見本市「PGA SHOW」に行って最新クラブをチェックしている。ヘッドスピード46m/s、持ち玉は中・高弾道のドロー。