弾道調整機能でさらに直線的に飛ばせる!ピン G410 PLUS ドライバー
【ミヤG】
ピンの新しいドライバーには弾道調整機能が新たに搭載されました。ソール後方に16gのウェイトがひとつ付いていて、標準の状態では中央(ニュートラル)になっていますが、トウ寄り(フェード設定)やヒール寄り(ドロー設定)に付け替えることができます。
【ツルさん】
メーカー発表によると、ウェイト位置を変えることで左右10ヤードの方向性を調整できるそうです。ひとまず、標準のウェイト位置で試打してみましょう!
【ミヤG】
僕はもともとピンのドライバーが好きで長年使っていますが、今回の新作もヘッドはオールチタン素材でマットブラックの塗装。見た目にもカッコいいです。前作の「G400 ドライバー」はヘッド体積445ccでしたが、「G410 PLUS ドライバー」は455ccになって、そのぶんヘッドが少し大きく見えるようになりましたね。でも、クラウンは従来よりもすっきりしたデザインになりました。では、打ってみます!
【ツルさん】
ミヤGが打つと、少し右に飛びがちですね。ちょっと待って!ウェイト位置をドローポジションに付け替えてみましょう。他社でよく採用されているスライド式の移動ウェイトではなく、3カ所の固定方式になっていて、付け替えるときにはウェイトを完全に外す仕組みです。ウェイトを落として、なくさないように注意しないといけませんね(笑)。はい、できました。次はドロー設定で打ってみてください。
【ミヤG】
おっ! こっちのほうが断然いい!! 振りやすく感じられるし、いいドローが打てるようになりましたよ。この新しいウェイト調整機能は効きますね~。
【ツルさん】
僕もドロー設定のほうが振りやすく感じました。ちなみにPGAツアーで注目されている若手の飛ばし屋、キャメロン・チャンプは「G400 マMAX」から「G410 PLUS」にスイッチしてドローポジションで使っているそうです。トニー・フィナウもドローポジション、バッバ・ワトソンはニュートラル設定だとか。
【ミヤG】
やっぱりピンのドライバーは、打っていて安定感があります。平均して曲がりが少ないですよ。打ち出し角とスピン量のバランスもちょうどいいですね。
【ツルさん】
新たな調整機能を搭載していても、「G410 PLUS ドライバー」は前作以上の慣性モーメントを達成しているそうです。曲がりづらくて直線的に飛ばせるピンの長所を残しつつ、弾道調整機能によって個々のゴルファーの持ち球やスイングにも合わせやすくなりました。そのおかげで、よりまっすぐ飛ばせるようになっていますよね。今年、僕自身も購入して使ってみたいドライバーのひとつです。
【ミヤG】
ツルさんから見て、不満なところや気に入らないところはないんですか?
【ツルさん】
今回からシャフトスリーブの形状が変わって、以前のシャフトをそのまま付け替えることができなくなりました。でも、新形状になって調整幅が増えたのは、ユーザーにもメリットが大きいです。これは仕方がないところですね。
■ 試打したクラブのスペック
ピン G410 PLUS ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:ALTA J CB RED ●フレックス:S
■ マイクラブ情報
ミヤG:ピン i25 ドライバー
●ロフト角:9.5度 ●シャフト:PING PWR 65 ●フレックス:TOUR S
ツルさん:テーラーメイド M2 ドライバー(2017)
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:コンポジットテクノ ファイアーエクスプレス TP-V NX 55 ●フレックス:SX
■ ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。