ヘッドがブレない！ Gシリーズからの直系モデル

ヘッド体積＆慣性モーメントがMAX

【ミーやん】
G400 シリーズのドライバーに新たに加わったのが「G400 MAX ドライバー」です。他のモデルはヘッド体積が445ccですが、こちらは460ccとなっていて、アドレスした時点でヘッドが大きいことが分かります。この新モデルは、ピン史上最大の上下左右の慣性モーメントを達成しているそうです。

シャフトは46インチと長いため、ヘッドが大きい方がクラブ全体のバランスはいいように感じる

【ツルさん】
ピンらしい投影面積の大きいヘッドで、前モデルの「G ドライバー」からの正常進化版ともいえるモデルです。ヘッド体積が抑えられた他の3モデルと比べると、この「G400 MAX」のほうが個人的には構えやすく感じます。従来からのピンのヘッド形状が踏襲されていて、大きいながらもバランスのいいデザインです。ピンの大きいヘッドが好きな人には、待望のモデルと言えますね。では、さっそくミーやんから試打をどうぞ！

【ミーやん】
打ち出しから球がよく上がってくれました。このヘッドはかなりの深・低重心設計になっているそうですが、そのおかげで球が上がりやすいのかもしれません。装着されているシャフトは「アルタ ディスタンザ」というワンフレックスの40グラム台。市販クラブのフレックスRくらいのしなりが感じられて、軽量ゆえに振り抜きやすいです。

【ツルさん】
このシャフトは、ヘッドスピード40m/sぐらいの人でもラクに振れるようにできていますね。しなり戻りによってインパクトでのロフト角が大きくなり、球を持ち上げる手助けもしてくれます。これまでのピンのドライバーにハードさを感じていた人には、ちょうど良さそうです。

【ミーやん】
打感は他のG400シリーズよりも金属的な高音ですが、弾きが感じられるようにチューニングされていて心地いいですね。それに何度打っても曲がりが少ない！ ヘッド体積が445ccのモデルと比べると、やはり「G400 MAX」のほうが安定して飛ばせます。

【ツルさん】
ヘッドがブレづらくて球が曲がりづらく、高弾道の低スピンを打ちやすいですね。他の3モデルよりもスピンが多めに入るように重心設計されているそうですが、スピンが多すぎるようには感じません。ロフト角の選択と装着するシャフトによっては、ハードヒッターでも低スピンの強弾道で飛ばせるヘッド性能だと思います。ただし、振り抜きの良さでは小ぶりヘッドの他の3モデルのほうが勝っています。とにかく曲げたくない人は「G400 MAX」を。素早く振り抜く感覚を重視する人は、他の3モデルから選ぶといいでしょうね。

打ち出し角は高く、スピン量を抑えられるということから「弾道の良さ」で高評価

■ 試打クラブのスペック

ピン G400 MAX ドライバー
ロフト角：10.5度、シャフト：アルタ ディスタンザ、フレックス：ワンフレックス
発売日：2018年3月8日、価格：税込68,040円

■ マイクラブ情報

ミーやん：ピン G30 ドライバー（ロフト角：10.5度、シャフト：オリジナルカーボン、フレックス：S）
ツルさん：テーラーメイド M2 ドライバー（ロフト角：10.5度、シャフト：フジクラ スピーダー エボリューション 4 661、フレックス：S）