2代目になってさらにシャープな「ZXi7」 “打ちたい球”をイメージできる/谷口拓也 #深夜試打

2代目になってさらにシャープな「ZXi7」 “打ちたい球”をイメージできる/谷口拓也 #深夜試打
評判上々の顔&打感に言及。谷口プロの評価は…!?

ダンロップの「スリクソン ZXi7 アイアン」は、ツアープロが求める優れた操作性とスピンコントロール性能、そして極上の打感を追求したアスリートモデル。独自の「i-FORGED」技術に加え、柔かい軟鉄素材「S15C」を採用。さらに進化した「PUREFRAME iQ」との組み合わせによって、吸いつくような打感と低重心化を両立している。そんなシリーズ内で最もシャープな「ZXi7」を、ツアー通算2勝の谷口拓也プロが試打評価する。

「シャープな顔と柔らかな打感。見た目から球筋を想像できる」

「構えやすさは満点。球筋を自在にイメージできる競技派アイアン」スリクソン ZXi7 アイアンを谷口拓也が本気で試し打ち

―率直な印象は?
「顔がいい、構えやすい、打感がいい――。打った感触からボールの動きが伝わってくるので、球筋を操作しやすい印象です。アイアンは高い球、低い球、ドロー、フェードと、打ちたい球筋をイメージし、それに合わせてスイングを作っていくクラブだと思っています。だからこそ、僕は見た目をかなり重視しているのですが、今作は構えた瞬間から打ちたい球筋が自然と想像できる。そういう意味でも、すごく好きなアイアンです」

2代目になってさらにシャープな「ZXi7」 “打ちたい球”をイメージできる/谷口拓也 #深夜試打
トップブレードは薄めだが分厚い打感が秀逸◎

―なぜ構えやすく見える?
「トップブレードが厚すぎず、ヒールとトウの高さの差が大きいので、構えたときの形状がすごくシャープに感じます。シャフトからネック、さらにフェース面へとスッとつながる形状で、その流れがとても自然に見える。グースが強かったり、フェースが被って見えたりすることもなく、右に(ボールを)逃がすイメージで構えられます。個人的に少し開いて見える顔が好きなので、非常に構えやすいです」

―前作(ZXi7 アイアン<2025年>)との違いは?
「前作と比べると、わずかですが全体的にシャープになったように感じます。やや小ぶりに見えるというか、構えたときに芝を鋭く切っていけそうな雰囲気がある。飛距離そのものが大きく伸びた印象はありませんが、飛距離のバラつきは小さくなっている気がします。打感も向上していて、狙った距離を安定して打てる性能が高まったようにも感じます。派手な変化こそありませんが、求められる性能が着実に一歩進化している。まさに正統進化といえるのではないでしょうか」

2代目になってさらにシャープな「ZXi7」 “打ちたい球”をイメージできる/谷口拓也 #深夜試打
谷口プロの大好物という“逃げ顔”のアドレスビュー(※画像は7I)

―同シリーズ「ZXi5」「ZXiR」との違いは?
「『5』と『7』はヘッドサイズこそ違いますが、見た目に共通点が多く、顔のつながりを感じます。『5』は打つとフェースの弾き感がやや強く、ボールがビューン! と勢いよく飛び出していく感じがある。『7』の形状をベースに、飛距離性能と寛容性をプラスしたようなモデルだと思います。一方の『R』は、ヘッド形状もブレードの長さも異なるので、『5』、『7』とは少し別ものという感覚ですね。例えば、ショートアイアンを『7』、ミドルアイアンを『5』にするようなコンボセッティングは、顔のつながりもよく、相性がいいと思います。『R』はロングアイアンの代わりに1本だけ入れる、という使い方もアリでしょうね」

―純正シャフト「NSプロ モーダス3 ツアー105」との相性は?
「『モーダス3』はもともとクセが少なく、ヘッドを選ばないシャフトなので、多くのゴルファーに受け入れられる汎用性の高い組み合わせだと思います。ただ、適正重量はその人のパワーやスイングスピードによって変わるので、もっと重いものが合うなら『115』や『120』クラスを選んでもいいでしょう。大切なのはクラブ全体の重量の流れです。例えば、ドライバーがかなり軽いのに、アイアンだけ急に重いシャフトにすると、セッティングのつながりが悪くなります。最近のモデルはスチールシャフトでも重量の選択肢が幅広いので、自分のスイングスピードやクラブセッティングに合わせて選ぶのがいいと思います」

2代目になってさらにシャープな「ZXi7」 “打ちたい球”をイメージできる/谷口拓也 #深夜試打
写真左上からZXiR、ZXi7、ZXi5。コンボしやすいシリーズと称賛

―どんなゴルファーに合う?
「ヘッドサイズが小ぶりで、『ZXi5』と比べれば寛容性の高いアイアンではないので、やはり競技志向のゴルファーがメインターゲットになるでしょう。ただ、その一方で操作性が高く、球筋を自在に操れるのが大きな魅力です。すでに競技に出ている上級者はもちろん、これから競技を目指すジュニアゴルファーにも合うと思います。やさしく飛ばしたいというよりも、自分でしっかりボールをとらえ、飛距離や球筋を思い通りにコントロールしたい。そんなゴルファーに向けたアイアンであることは間違いありません」

見た目から球筋をイメージできる。構えやすさは文句なし!【総合評価4.2】

2代目になってさらにシャープな「ZXi7」 “打ちたい球”をイメージできる/谷口拓也 #深夜試打
シャープな顔で構えやすさ満点◎、柔らかな打感も納得の4.5点

【試打結果(平均)】
総距離:166.5yd
キャリー:162.9yd
ヘッドスピード:37.8m/s
初速:51.9m/s
スピン量:5824rpm
打ち出し角:19.1度

【飛距離】3.5
【打感】4.5
【寛容性】3.5
【操作性】4.5
【構えやすさ】5.0

・ロフト角:32度(7I)
・使用シャフト:NSプロ モーダス3 ツアー105(硬さS)
・使用ボール:横須賀グリーンゴルフ専用レンジボール

取材協力/トラックマンジャパン、横須賀グリーンゴルフ

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谷口拓也(たにぐち・たくや) プロフィール

1979年9月17日生まれ、徳島県出身。2003年のプロデビュー年に賞金シードを獲得。04年『アイフルカップ』で初優勝し、賞金ランク20位で最優秀新人賞を受賞。08年『サン・クロレラクラシック』で2勝目。数多くのトッププレーヤーを指導したコーチ、ピート・コーウェン氏に師事しレッスン技術を学ぶ。妻は国内女子ツアー3勝の一ノ瀬優希。

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