「ZXi7」ってこんなにやさしかったっけ!? 見た目と裏腹! 上がりやすさが予想以上/西川みさと #深夜試打

「ZXi7」ってこんなにやさしかったっけ!? 見た目と裏腹! 上がりやすさが予想以上/西川みさと #深夜試打
「ZXi5」のほうが対象と思われる西川プロだが、「7」の評価は…!?

ダンロップの「スリクソン ZXi7 アイアン」は、ツアープロが求める優れた操作性とスピンコントロール性能、そして極上の打感を追求したアスリートモデル。独自の「i-FORGED」技術により、柔かい軟鉄素材「S15C」を採用。さらに進化した「PUREFRAME iQ」との組み合わせによって、吸いつくような打感と低重心化を両立している。そんなシリーズ内で最もシャープな「ZXi7」を、ドライバーのヘッドスピード(以下HS)40m/s未満の西川みさとプロが試打評価する。

「見た目は難しそうだけど、打ってみると意外にやさしい!」

「見た目は難しそうだけど、打ってみると意外にやさしい!」スリクソン ZXi7 アイアンを西川みさとが本気で試し打ち

―率直な印象は?
「小ぶりでシャープな形状、フェース面もすごく美しさを感じる、顔立ちはとても好印象です。ただ、私のHS(1Wで平均35~36m/s)では、構えたときに不安を感じるというか、安心感を抱けるものではありませんでした。『ZXi』シリーズの中では、一番難しくハードに見えるヘッド。ある程度しっかり振り切れる人でないと、扱うには難しいでしょう。ですが、前作(ZXi7 アイアン<2025年>)から比べると、若干やさしく進化している部分が見受けられました」

「ZXi7」ってこんなにやさしかったっけ!? 見た目と裏腹! 上がりやすさが予想以上/西川みさと #深夜試打
スリクソン史上最高の打感とうたわれるNEW「ZXi7 アイアン」

―やさしく進化している…?
「はい。構えたときには小ぶりな形状でハードさは際立って見えますが、実際に打つとそこまで難しさを感じません。ちょっとタイミングを外したショットでも、ちゃんとボールを拾ってくれて高さが出る(打ち出し角:7Iの平均21.9度)。私のHSでもこれだけ高さが出せるので、それ以上のプレーヤーであれば、見た目ほどのシビアさは感じないのかなと思いました。もちろん簡単なクラブではないですが、前作よりちょっとやさしさが増し、同シリーズ『ZXi5』に寄っているような印象を受けます」

―評判のいい打感は?
「やはり軟鉄らしい柔らかさがあり、インパクトの瞬間のボールがフェース面に食いついてくれる感覚がしっかり残ります。ツアーモデルらしい、気持ちいいフィーリングです。打感だけで比べると、『ZXi5』はもう少し弾き感があり、ボールがポン! と上空へ飛び出る感じが強いのですが、今作はフェースに乗っている時間が長く、柔らかさが十分に伝わる。打感を重視する人であれば、やはり『7』を選ぶ人が多いでしょう」

「ZXi7」ってこんなにやさしかったっけ!? 見た目と裏腹! 上がりやすさが予想以上/西川みさと #深夜試打
炭素含有量の少ないS15Cという軟鉄素材を採用

―飛距離性能は?
「飛距離は『5』のほうが出ていますが(平均総距離:ZXi5は136yd、ZXi7は134.5yd)、そこまで大きくガクンと落ちる感じはなかったです。試打前は、もっと飛びの面で差があるのかなと懸念していましたが、意外なほど飛距離性能は類似している印象。もしかすると、前作よりやさしさも飛びも、性能面でアップしているのかもしれません。こちらの2モデルと比べ、同シリーズで最も寛容性の高い『ZXiR アイアン』は明らかな飛び系で、極端にスピン量が少なく、前に前に強い弾道で飛んでいくモデルですが、『5』『7』に対して特段に勝っているわけではありません。根本となる部分は共通していて、柔らかい打感とボールコントロールを重視した『7』でさえ、飛距離性能をマイナスに転換していない。そこが今シリーズの最大の魅力なのではないかと感じました」

―純正シャフト「NSプロ モーダス3 ツアー105」との相性は?
「私には若干重めのスペックだったので(※マイクラブは『NSプロ Zelos 7』を使用)タイミングが合わないシーンもありましたが、今作のターゲット層であればしっかり振り切れる組み合わせとしてマッチすると思います。軽すぎるものよりある程度重みが感じられるほうが、ヘッドの良さを引き出せる。小ぶりなヘッドだからこそ、シャフトはしっかりしたもので自分の思うようにコントロールできるモデルとのほうがベストだと感じます」

「ZXi7」ってこんなにやさしかったっけ!? 見た目と裏腹! 上がりやすさが予想以上/西川みさと #深夜試打
純正シャフトのラインアップの中では一番軽量な「NSプロ モーダス3 ツアー105」

―どんなゴルファーに合う?
「基本的にはアスリートゴルファー向けで、スコアでいえば70~80台で回れるような技術のある人との相性がいいと思います。ただ、HSがドライバーで42m/s以上あり、しっかり振り切れる人なら腕前は関係なく十分扱えるモデルであり、それに答えてくれる性能は備わっています。見た目はもちろん難しそうですが、実際にミスを補う部分もあり、高さも十分出てくれる。シャープな顔と柔らかい打感を求めるなら、ぜひチャレンジしてほしいアイアンです」

見た目以上のやさしさと極上の打感。HSがあれば十分に使いこなせる!【総合評価3.7】

「ZXi7」ってこんなにやさしかったっけ!? 見た目と裏腹! 上がりやすさが予想以上/西川みさと #深夜試打
「意外と当たる」けれど、評価的にシビアはシビア…

【試打結果(平均)】
総距離:134.5yd
キャリー:126.0yd
HS:30.4m/s
初速:42.0m/s
スピン量:5226rpm
打ち出し角:21.9度

【飛距離】3.5
【打感】4.0
【寛容性】3.5
【操作性】4.0
【構えやすさ】3.5

・ロフト角:32度(7I)
・使用シャフト:NSプロ モーダス3 ツアー105(硬さS)
・使用ボール:横須賀グリーンゴルフ専用レンジボール

取材協力/トラックマンジャパン、横須賀グリーンゴルフ

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西川みさと プロフィール

1977年7月10日生まれ、埼玉県出身。1998年「日本女子学生選手権」にて優勝し、大山志保・古閑美保らとともにナショナルチームで海外大会に出場。2002年にプロテスト合格後は、美しいスイングを武器にレギュラーツアーで活躍。23年国内女子シニア「JLPGAレジェンズチャンピオンシップ」優勝。

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