J.スピースの要望がカタチになった タイトリスト T100 アイアン
【ミヤG】
タイトリストのアイアンは従来からのAPシリーズがなくなって、新たにTシリーズとなりました。「T100」「T200」「T300」の3モデルが展開されていて、こちらの「T100」は最もヘッドが小ぶりで、なおかつロフトが寝ているモデルになります。
【ツルさん】
「T100」は、これまでの「AP2」の後継モデルといえるでしょうね。長年「AP2」を使ってツアーで活躍しているジョーダン・スピースの要望を全面的に取り入れて、細部がブラッシュアップされています。
【ミヤG】
ヘッドの大きさは、マッスルバックほど小ぶりではなく、アスリートモデルとしては平均的なサイズ。構えてみると、トップブレードが薄く、とてもシャープな印象を受けます。
【ツルさん】
僕自身は「718 AP2」を愛用していますが、7番アイアンを構えたときの印象はほとんど同じ。ただし「T100」は、短い番手になるほどヘッドサイズが小さくなります。「T100」のPWを構えてみると、「718 AP2」に慣れている僕からすると「小さい!」って感じます(笑)。この新設計には、ボーケイウェッジとのつながりを良くする意味もあるそうです。
【ミヤG】
打ってみると、やはりツアープロが使うアイアンだけあって操作性がいいですね。それに、ロフトのわりにちょっと飛ぶような気がする…。
【ツルさん】
ロフト角が同じ「718 AP2」と何回も打ち比べましたが、「T100」のほうが数ヤードだけ飛びました。計測値はさすがに飛びすぎですが、どうやらフェースの肉厚が「718 AP2」よりも少し薄くなっていて、ボール初速性能が向上しているみたいです。そのうえ、打感はソリッドでフィーリングがとてもいい!
【ミヤG】
こういうツアー向けアイアンも、地味に進化しているんですねぇ。
【ツルさん】
構えやすさ、操作性、打感を犠牲にすることなく、少しだけ飛ぶようになっているところがいいですね。付け加えると、ソール形状もスピースの要望で「718 AP2」から変更されているそうです。この部分に関しては、洋芝の上から打たないと分かりづらいですね。
【ミヤG】
やさしいわけじゃないし、すごく飛ぶわけではないけど、難しすぎて手に負えないこともない。優等生なアイアンです。
【ツルさん】
タングステンが入れられている複合素材ヘッドなので、ツアーモデルにしてはブレづらさと寛容性が感じられます。僕ぐらいの腕前のゴルファーにとっても、背伸びしないで扱えるちょうどいい性能です。
■ 試打したクラブのスペック
タイトリスト T100 アイアン
●番手(ロフト角):7番(33度)●シャフト:NSプロ モーダス3 ツアー 105 ●硬さ:S
■ マイクラブ情報
ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●硬さ:6.0(S+)
ツルさん:タイトリスト 718 AP2 アイアン
●番手(ロフト角):7番(33度) ●シャフト:ダイナミックゴールド 105 ●硬さ:S200
ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは43m/sくらい。
ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー