飛び系でも高弾道で止められる ピン G700 アイアン
ミスヒットに強くて、縦の距離も合いやすい
【ミーやん】
数年前から“飛び系”と呼ばれるアイアンが人気ですが、ピンからも飛ばせるアイアンが登場しました。「G700 アイアン」はヘッドが中空構造で、新素材のマレージングC300フェースを採用しているのが特徴です。フェースがたわんで弾いて飛ばせる構造になっています。7番アイアンのロフト角は28度です。
【ツルさん】
大きいヘッドですが、できるだけアイアンらしい形状を保つようにうまくシェイプされて作られています。ほんの少しグースもあって、球をつかまえやすそうな顔をしていますね。
【ミーやん】
打ってみると、打ち出しからよく球が上がります。自分の7番アイアンと打ち比べると、ロフト角が4度もストロング設定なのに、打ち出しの高さは同等です。そのうえボールスピードが出ていて低スピンなので、めちゃ飛びます。
【ツルさん】
僕が打っても、同じ結果でしたよ。ポーンと球が高く上がるし、驚くほどボール初速が出ます。この打ち出しの高さとスピン量であれば、グリーンに止まる弾道になりますね。メーカーは、「ピンの飛び系は使える飛びだ」というキャッチコピーを付けていますが、たしかにこの飛び方ならコースでも使いやすいと思います。ストロングロフトの飛び系アイアンのなかには、ヘッドスピードが遅めの人が使うと、ライナー性の弾道でグリーン奥まで転がってしまうモデルもありますから。
【ミーやん】
「G700 アイアン」は、実戦を重視した飛び系アイアンというわけですね。試打クラブのカーボンシャフト「ピン フブキ」は40グラム台で、フレックスRだとかなり柔らかめ。これはシニア向けに開発されたシャフトらしいですが、軽量スチールのモデルも展開されています。
【ツルさん】
シニア世代を含めて、アイアンでラクに飛ばしたいという人にはオススメできるヘッド性能です。何度打っても縦の距離が合いやすくて、フェースの左右方向だけでなく、上下方向の打点のブレにも強いのが印象的でした。それに、意外と球筋も操作できるんです。ただし、打音だけはちょっと不満です。「ピキーン」というフェースの弾きが良さそうな高音ですが、もう少し静かな音のほうが多くのゴルファーに好まれる気がします。
■ 試打クラブのスペック
ピン G700 アイアン
番手:7番、ロフト角:28度、シャフト:ピン フブキ、フレックス:R
発売日:2018年4月5日、価格:5本セット(6番~PW)税込129,600円
■ マイクラブ情報
ミーやん:ブリヂストン ツアーステージ Xブレード 709 CB(番手:7番、ロフト角:32度、シャフト:日本シャフト NSプロ 950GH、フレックスS)
ツルさん:ブリヂストン ツアーB X-CB アイアン(番手:7番、ロフト角:32度、シャフト:日本シャフト NSプロ モーダス3 ツアー105、フレックス:S)
ミーやん プロフィール
1978年生まれ、自分に合うクラブを求めて、片っ端から新製品の試打を行うエンジョイ志向のGDO編集部員。ヘッドスピード42m/s、持ち玉は低・中弾道のドローというか、むしろチーピン。チーピニストからの卒業を目指し、現在はスイングを改造中。
ツルさん プロフィール
1974年生まれ、シングルの腕前を持つ。とにかくボールを打っていたいギア好きのゴルフライター。メーカーの新製品発表会には出向くのはもちろん、毎年アメリカのゴルフ見本市「PGA SHOW」に行って最新クラブをチェックしている。ヘッドスピード46m/s、持ち玉は中・高弾道のドロー。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー