新ソール形状は万能型で安定感あり!タイトリスト ボーケイデザイン SM7 ウェッジ
【ミヤG】
タイトリストのSM(スピンミルド)シリーズから、新モデルが登場したんですね。構えてみると、これぞウェッジともいえそうな正統派なヘッド形状です。
【ツルさん】
SMシリーズは、前作の「SM6」からロフト別に重心位置を変更するプログレッシブCGデザインが採用されていて、今回の「SM7」にも引き継がれています。ロフト角の大きいロブウェッジは高重心にしてスピンを掛けやすく、ローロフトのウェッジは重心を下げて、スピンの掛かりすぎによる飛距離低下を抑えてあります。SMシリーズは、ロフト角とソールグラインドの種類の多さも特徴ですね。
【ミヤG】
今回の試打クラブはロフト角58度の「Dグラインド」というソール形状です。フルショットでもショートアプローチでも、安定したスピン量になりますね。
【ツルさん】
Dグラインドは「SM7」から追加された新しいソール形状で、ソールのトウ側から後方、ヒール側にかけて大きく削られたMグラインドをベースに、大きめのバウンスを付けたような形状になっています。人工芝の上から打つと、バウンスがグッと地面に当たるのが感じられますよね。これを嫌がる人もいるんですが、コースで芝の上から打つと、まったく邪魔には感じません。むしろ少しダフったときにもソールが滑って助けてくれます。
【ミヤG】
これだけバウンスがあると、バンカーからも打ちやすそうですよね。
【ツルさん】
僕はすでに60度のDグラインドを使っていますが、バンカーショットが良くなったと実感しています。フェースを開いても使いやすいし、フルショットで抜けすぎることもありません。Dグラインドは、アマチュアにも使いやすい万能ソールだと思います。やさしさで選ぶと、幅広ソールのKグラインドと迷うところですね。
【ミヤG】
ちょっと気になったのは、フェースが少し左を向いているように感じるんですよね…。
【ツルさん】
そうですか? おそらくミヤGが普段使っているウェッジよりもリーディングエッジ(フェース下端の刃の部分)のトウ側が丸みを帯びているから、そう感じるんじゃないですかね?
【ミヤG】
たしかに、見比べてみると、そのせいかも知れません。
【ツルさん】
ミヤGには、SMシリーズよりも「ボーケイデザイン フォージド ウェッジ」のほうが構えやすく感じられるのかも知れません。日本市場向けに開発されていて、リーディングエッジもストレートなんです。どちらがいいというわけじゃなく、豊富なバリエーションの中から自分好みのモデルを選べるところも、ボーケイウェッジの長所です。
■ 試打したクラブのスペック
タイトリスト ボーケイデザイン SM7 ウェッジ
●ロフト角:58度 ●バウンス角:12度(Dグラインド) ●シャフト:ダイナミックゴールド S200
■ マイクラブ情報
ミヤG:フォーティーン RM-12 ウェッジ
●ロフト角:58度 バウンス角:12度 ●シャフト:ダイナミックゴールド S200
ツルさん:タイトリスト ボーケイデザイン SM7 ウェッジ
●ロフト角:60度 ●バウンス角:12度(Dグラインド) ●シャフト:ダイナミックゴールド S200
ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。
ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。ライフワークとして、日々ゴルフの最新情報を収集している。ドライバーのヘッドスピードは45m/s前後。たいていカラダのどこかしらの箇所が痛く、自由にスイングできないのが悩み。いつもスイング改造中。現在の持ち球は中弾道のフェード。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
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