<特別対談>松山英樹とNTTデータが目指す変革のビジョン
世界70ヵ国以上で事業を展開し、日本のITサービス市場ではトップ企業であるNTTデータは、社会やビジネスの変革パートナーとして、コンサルティング(提言)から実装、そして顧客の成果創出にこだわり価値提供している。多様な顧客ニーズに応え、豊かで調和のとれた社会を実現するためには、未来を見据えた日々の挑戦と研鑽が欠かせない。
2025年6月から同社を率いる鈴木正範代表取締役社長と、PGAツアー(米国ツアー)で通算11勝、スポンサー契約を締結した2021年に「マスターズ」を制した松山英樹が対談。「さらなる成長」をテーマに不確実性の時代を強く生き抜く術を語り合った。
■2025年の「松山英樹」と「NTTデータ」
去る2025年はNTTデータ、そして松山英樹にとっても変化のある一年だった。1月のシーズン初戦でいきなり優勝。春先以降はタイトルに見放されながら、12月に自身の最終戦を制して長い一年を締めくくった。
松山:開幕戦で優勝して、思いのほか良いスタートが切れたことで「これなら今シーズンは行けるんじゃないか」という自分への期待がすごく高まりました。しかしその後は、調子は決して悪くないのに望んだ成績が出ない時期が長くて苦しかったですね。
サポートチームのスタッフとも「悪くないよね…」といった話し合いが続き、悔しい思いばかりが募りました。12月のバハマの試合、最後の最後でそれを晴らすことができたのでよかったなと思います。
鈴木社長:松山選手のご活躍を拝見して、まずは「ありがとうございました」とお伝えしたいと思っていました。本当に日々、楽しませていただいています。昨年はシーズン初優勝に私たち社員の期待もいっそう大きく膨らみ、厳しい闘いを経て、最後の大会でまた勝たれたことで、(2026年の)今シーズンの楽しみも倍増したところです。
鈴木社長:NTTデータにとっても2025年は激動の年でした。私たちのグループには3つの会社があります。全体を統括する持株会社「NTTデータグループ」、海外事業を手がける「NTT DATA, Inc.」。そして国内事業を担い、昨年6月に私が社長に就任した「NTTデータ」です。
2025年9月、当社はNTTの完全子会社となり、NTTグループ内での距離感が縮まって多くのリソースを活用しやすくなりました。松山選手のウェアにも加えさせていただいた「ダイナミックループ」はNTTグループ全体のロゴデザインです。そう言った大きな変革の中で、NTTデータがどういう道を進むべきか、あるべき姿を考える時間を長く過ごしました。
■ゴルフと経営に共通するマネジメント
松山:鈴木社長もゴルフをプレーされるとお聞きしました。
鈴木社長:年間で30回から40回ほどラウンドをしています。ゴルフと仕事とはいくつか共通点があるような気もしていて。ゴルフは天候や環境で求められるプレーが変わりますよね。暑かったり、寒かったり、風が強く吹いたり…。
目まぐるしい状況の変化に応じてうまくマネジメントをしないと、良いスコアをなかなか出せません。環境の変化のスピードに付いていき、柔軟に対応するのもビジネスにおいては大変重要です。
松山:周りの環境に変化があったときは、やはり冷静でいることが最も大事だと考えています。試合前のウォーミングアップにしても、普段から決まった取り組み、いわゆるルーティンがあったとしても、その場その場の状況を見極めて、臨機応変に時間のかけ方や、方法を変化させることも重要。もちろん、大変ではありますが。
鈴木社長:ゴルフはビジネスにおける素晴らしいコミュニケーションツールにもなります。お客様やビジネスパートナーの皆様と、プレーから食事を含めて5、6時間に渡って一緒に過ごし、互いを理解し合えるような機会は他になかなかありません。

















