「出会い」のプロフェッショナルに聞くゴルフが秘める魅力

連載：出会いのチカラ～つながりが生むイノベーション～

新たな出会いを生んだ男子ツアー特別協賛

2022年 Sansan 田中陽 2021年から特別協賛する「Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント」（提供：九州朝日放送） — 2021年から特別協賛する「Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント」（提供：九州朝日放送）

毎年夏に福岡県で開催される国内男子ツアー「Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント」の特別協賛をスタートしたのも、同社サービスを九州朝日放送（KBC）が利用している縁がきっかけ。開幕前日のプロアマトーナメントは、参加プロと招待アマチュアにゴルフを楽しむ機会を提供するとともに、自社としても新たなつながりを作る貴重な場となっている。

「5年間営業をして何もできなかった企業のトップの方にお声掛けしたら参加いただくことが叶い、2カ月後にはビジネスにつなげることができました」。既存クライアントとの関係深化が主だったコンペに対し、トーナメント開催では様々な新しい価値ある出会いが生まれた。

アマチュアの約8割は首都圏からの参加。なかなか交わる機会のない首都圏と九州圏の企業トップ同士が交流できることで、「貴重な経験ができた」「九州に行ったからこそ会えた人がいた」「新しい出会いが作れた」といった声が多く寄せられた。

2022年 Sansan 田中陽さまざまな出会いの場となる国内ツアーのプロアマラウンド（提供：九州朝日放送） — さまざまな出会いの場となる国内ツアーのプロアマラウンド（提供：九州朝日放送）

田中自身もプロアマに参加し、改めて貴重な気づきを得た。「アマチュア参加者の皆さんもプレーはフェアですし、周りに気をつかわせない。後輩や年下の人のプレーもちゃんと見ていて、ナイスプレーはよく褒める」。トップの人たちの姿を見たり、会話をしたりすることで「本一冊読むぐらいの学びがあり、人生を豊かにした」という。

ノベルティグッズに込める思い

2022年 Sansan 田中陽ノベルティグッズの数々（撮影：沼田侑悟） — ノベルティグッズの数々（撮影：沼田侑悟）

ゴルフを通じたコミュニケーションで役立っているのが「Sansan」のロゴをプリントしたノベルティのボール。オリジナル製作のパッケージには「弊社のサービスを使って新しいチャレンジをするユーザ＝Voyagers（ボイジャーズ）」という意味をこめ、宇宙服を着たイラストが描かれている。商談の手土産として渡す際には、この説明をすることがコミュニケーションの一環になる狙いもある。同じくSansan社員がコンペ参加時に着用しているキャップには、オリジナルデザインのロゴを縫い付けるこだわりようだ。

「我々のミッションへの認知度や接点を高める上で、ゴルフは引き続き有効なツールだと思っています。こういったノベルティなどを含め、より裾野を広くして、いろいろな方と知り合えていければ」

2022年 Sansan 田中陽オリジナルデザインのロゴが縫い込まれた社員用のキャップ（撮影：沼田侑悟） — オリジナルデザインのロゴが縫い込まれた社員用のキャップ（撮影：沼田侑悟）

ゴルフ以外にも、Sansan主催のビジネスカンファレンス「Sansan Innovation Project」を定期的に開催している。「あらゆる分野の専門家から最先端のテクノロジーやソリューションに関する講演を聞くことで、『出会いからイノベーションを生み出す』ことを考えていただきたい。そして、新たなビジネスにつながる出会いを提供したい。そんな思いで開催しています」

ライバルとスコアを競い、友人や家族とのラウンドを楽しむ。そして、人と人の新たな出会いとつながりを創出するゴルフは、人生をより豊かなものにしてくれる希少なスポーツといえるだろう。