“ブランク”があっても安心できるシャフトがある
無意識に“左へ”飛ばそうとしている
関プロ「現在、岩瀬さんのお使いのシャフトは、つかまりを抑えた仕様の手元しなり。それに加え、ヘッドも同様の性能。クラブがつかまりを抑えている分、スイングでつかまえにいかなければなりませんが、岩瀬さんはタメが強いため、インパクトで振り遅れ気味になってしまっているのです。そのまま打つと右へ、嫌がって右手のリリースが早くなると左へと、どちらのミスも出る状態になってしまっています」
挙動がつかみやすいモデルを試打!
■ 現在のシャフト:
アルディラ ROGUE BLACK LIMITED EDITION 6 S
ハードヒッターが安心して叩いていける中元しなり。手元から中間にかけて大きくしなり、先端側をやや剛性を持たせている。強振してもつかまりすぎない特性を持ったシャフト。
■ おすすめシャフト4本:
手元から中間にかけてしなる、挙動がつかみやすいシャフト。重さはすべて60g台。
1.グラファイトデザイン ツアーAD PT
手元から先端にかけて、弓なりに均一にしなるような動き。シャフト全体でしなるが先端だけはやや硬め。
2.三菱ケミカル クロカゲ XM
中間がしなり、先端を硬く仕上げてある。ボールのつかまりは控えめで、ミスヒットに強い。
3.USTマミヤ ATTAS 5GoGo
手元側と先端側がしっかりしたクセのない中しなり。しなり戻る時にやや強めにボールを弾くが、粘りの挙動も併せ持つ。
4.フジクラ スピーダー エボリューション 2
手元から中間までがしなる中調子。先端は硬めで、弾き感が強いのが特徴。手元側に金属を配したカウンター設計を採用。
強引につかまえようとする動きを減らす!
関プロ「岩瀬さんはスイング的に大きな問題はありません。ですが、プレーする機会が減ったことで、自然とボールがつかまるというよりは、つかまえにいかないとつかまらない球筋になっています。もう少しシャフトが素直に動き、自然とボールをつかまえやすくなるシャフトに変えれば、無理に左に打とうとする動きが減り、大きなミスは減らせるはずです」
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