とにかく飛ばしたい人の“落とし穴”って何…?
ヘッドが加速できていない!
関プロ「西尾さんはあまり手首を使わず、体の回転だけで振っていくスイングです。シャフトのしなりを使わず、体の回転速度と同じスピードでクラブを振っているので、ヘッドスピードを上げるのに限界が生じてしまいます。スイングはそのままで、最大限に飛距離を求めるのであれば、自然とシャフトのしなりが生まれるようにクラブを長尺化するのが効果的でしょう」
安定感のある長尺モデルを試打
■ 現在のシャフト:
テーラーメイド R15 純正シャフト TM1-115、フレックスS、長さ45.5インチ
比較的誰でも使いやすい中しなり。キックポイントは中間で、しなり量は大きめ。クセのないシャフト。
■ おすすめシャフト4本:
長尺にしても暴れず、ミート率が低下しにくいモデル。すべて現状より1インチ長い46.5インチ、40g台のフレックスR。
1.三菱ケミカル フブキ V 40R
中間がしっかりしなる反面、先端に重心を持ってくることで、当たり負けしにくい性能になっている。ボール初速を上げる効果が狙い。
2.フジクラ スピーダー エボリューション 3 474 R
手元から中間部にかけてと中間から先端部にかけて、2カ所にしなりを感じるポイントがある。タイミングの取りやすい、クセのなさが特徴。
3.ムジーク ドガッティ ジェネレーション Ti4 R
中間から先端寄りにしなりのピークがあり、走り感が強い。ヘッドを加速させてくれるモデルだが、ねじれが少なくつかまりすぎない特性。
4.USTマミヤ アッタス パンチ 4R
手元側にしなりのピークがあり、やや大きめにしなる挙動。動きは素直で、操作しやすいのがウリ。先端側は硬めなのでミスヒットに強い。
長尺化するなら「ミート率」が大事!
関プロ「西尾さんはいままで純正シャフトでしたので、クセが少なく、そこまで振りにくいクラブではなかったと思います。それを長尺化(45.5→46.5インチに)した分、どうしても振りにくさが伴ってきます。注意したい点は、しっかりタイミングが取れて、芯を外しても当たり負けしないモデルを選ぶことです」
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