アディダス ツアー360 22 ボアを試し履き「足とインソールが一体化」

アディダス ツアー360 22 ボアを試し履き
アディダス ツアー360 22 ボア

GDO社員3人(シューズマニア室井、バイヤー塩田、編集部員柴田)が新作ゴルフシューズを試し履きする企画の2022春夏モデル編。今回は、スパイクでもスパイクレスでもない新しいジャンルのアウトソール「スパイクモア」を最大の特徴とする「Tour360 22 BOA」を試し履きした。今季アディダスとフットウェア契約を結んだ渋野日向子も着用する注目の一足だ。

シューズマニア室井「足とインソールが一体化」

アディダス ツアー360 22 ボアを試し履き
GDO室井の評価

毎回、革新的な技術とインパクトあるアウトプットに驚かされるばかりです。多くのツアープロも愛用してきた「Tour360」は、メーカーとしては絶対に失敗できない“本気シリーズ”ではないでしょうか。ラスト(木型)を変えてきた最新モデルにメーカーのさらなる本気度がうかがえます。見た目はミッドソールにBOOST(ブースト)が大きく配置されていますが、つま先までは続いていません。全体的なフォルムは甲高(?)とも思える感じ。

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アディダス ツアー360 22 ボアを試し履き
アディダス ツアー360 22 ボア

足入れをした印象は、まずソールに高さがあるので重心は高めで、クッショニング性能はやはりすごい。カカトがソールへ沈み込み、足とインソールが一体化したような感覚があります。歩いてみると若干カカトが浮く感じですが、アウトソールは柔らかく、突き上げ感を一切感じさせないのがすばらしいです。

アディダス ツアー360 22 ボアを試し履き
アディダス ツアー360 22 ボア

そして今回のメーン。パッと見はソフトスパイク鋲のような「タービン」を配したアウトソール。スイング時に力が加わると爪(メーカーは羽と表現)が広がり、中心の突起が芝に刺さって強いグリップ力を実現するとのことです。たしかにラウンドしてみると強力なグリップ力を感じるのですが、本当にタービンが機能しているのか自宅で実験。潰した段ボールに乗ってスイングしてみると、踏み込んだ瞬間にタービン中心の突起がブスっという音とともに穴を開けました。エクセレント!笑(室井)

シューズマニア室井が動画で解説

バイヤー塩田「ソール全体で地面にガシっと固定」

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GDO塩田の評価

今作はハッキリと、今までの「ツアー360シリーズ」とは全くの別物といえるでしょう。ラストが変わったことによる履き心地の変化もありますが、何といっても「タービン」と呼ばれるクリーツのような役割の機能が目玉です。スパイクなのか? スパイクレスなのか? と問われても回答に困ってしまうほど、両者の良いとこ取りをしています。

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アディダス ツアー360 22 ボアを試し履き
アディダス ツアー360 22 ボア

突き上げ感が全くない履き心地で、ショット時に踏み込んだときにはタービンが開いて凸部がしっかりと地面に食い込み、ソール全体で地面にガシっと固定されているように感じます。ハードヒッターであっても耐えるグリップ力があり、足がブレることはありません。

アディダス ツアー360 22 ボアを試し履き
アディダス ツアー360 22 ボア

また、全体的にアディダス特有の柔らかさを感じます。“アディダス慣れ”をしていない人からすると、気持ち悪さやショット時にブレを覚えるかもしれませんが、今回はいつもほど沈み込まない程よい調整がされており、誰でも気持ちよく感じることでしょう。サイズはジャストで十分。疲れたくないからスパイクレスを履くという人には、ぜひ履いてみて欲しい一足です。(塩田)

編集部員柴田「レースタイプもあり」

アディダス ツアー360 22 ボアを試し履き
GDO柴田の評価

個人的には2016年以来の「ツアー360シリーズ」で、時代とともにずいぶんと様変わりしました。当時から多くのツアープロが愛用するアスリートモデルというイメージです。今作も渋野選手をはじめ、多くのプロが着用していると聞くと、120%エンジョイゴルファーの私は逆に敬遠してしまいがちなのですが、今回のデザインはかなりカジュアル寄りなので「大アリ」です。

アディダス ツアー360 22 ボアを試し履き
アディダス ツアー360 22 ボア

性能的には申し分なし。メーカーが推す、このシューズの代名詞的存在の「スパイクモアアウトソール」、足の微妙なカーブや形状を再現した「新360フィット」、歩行時のクッション性とスイング時のパワーを生むおなじみ「ブースト」。この3本柱それぞれがいい仕事をしていて、期待値に対する満足度はかなり高いです。特にグリップ力は一級で、フィニッシュ時の左足の“カベ”がしっかりと作れます。傾斜地やバンカーでもなにひとつ問題なし。

アディダス ツアー360 22 ボアを試し履き
アディダス ツアー360 22 ボア

実は先に発売されていたレースタイプも持っており、デザイン的には正直そっちが好み。ラップの代わりに靴底から足の両サイドに伸びる3本線がしっかりとホールドしてくれます。ラップタイプの見た目が苦手な方、アディダスといえば3本ラインでしょ! という方にはレースをおすすめします。価格もレースのほうが少しだけ安いって!?(柴田)

商品スペック&フォトギャラリー

●タイプ=ダイヤルタイプ
●素材=甲:合成皮革/底:合成底
●重さ=約460g(片足25.5cm)
●サイズバリエーション=24.5~28cm(0.5cm刻み)、29cm、30cm
●幅=フィート・ユー・ウェアラスト(EE-EEE相当)
●鋲タイプ=スパイクレス(スパイクモア)

アディダス ツアー360 22 ボアを試し履き
アディダス ツアー360 22 ボア
アディダス ツアー360 22 ボアを試し履き
アディダス ツアー360 22 ボア
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アディダス ツアー360 22 ボア
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GDO室井 プロフィール

GDOゴルフショップの新規事業担当。シューズ愛は中学時代の「エア ジョーダン」シリーズから始まり、学生時代には定期テストの時間が余ると問題用紙のウラにシューズの絵を描いて時間を潰していた。自宅の部屋に靴屋を真似たディスプレイ棚を設置し、それを見に来るだけの友人がいたほど。現在も約60足のシューズを所有している。

GDO塩田 プロフィール

GDOゴルフショップバイヤー。担当範囲はゴルフギア、シューズ、距離測定器等と多岐にわたる。ラウンド前には必ずコースレイアウトやコース設計家を確認し、マッチするシューズを選んでイメトレをするのが楽しみ。所有シューズは普段履きよりもゴルフシューズの数の方が多い。

GDO柴田 プロフィール

紆余曲折を経てGDO編集部へ。188㎝と長身で主に選ぶシューズは27.5㎝だが、リモートワークが続き、むくみが解消されたせいか足が小さくなった気がしている。公私含め年間約30ラウンドをこなし、ゴルフシューズは年に一度は履き替えるアベレージゴルファー。
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