マーク金井の試打インプレッション

ミズノ JPX E600 ドライバー

2009/06/09 00:00

クラブを計測してみると?

シャフトに関して手元側の剛性はあるが、中間・先側は軟らかくアベレージ向けに作られている。

スペック的にはかなりスライサーを意識したドライバーだ。フェース角は1.25度フックで、ライ角は約62度と超アップライト。ロフトも表示9度でリアルロフトは11.5度とかなり多め。ロフトが多い方が捕まることを考えると、すべてのスペックで捕まりを意識している。

シャフトについては、振動数は243cpmとSにしては平均的だが、センターフレックス値は3.21kgとかなり低い。このため、手元側の剛性はある程度あるが、中間から先端にかけてはSにしてはかなり軟らかめのセッティングになっている。ゆっくり振るとシャフトはタイミング良くしなり戻るが、ダウンでタメを作ってヘッドスピードを上げていくと、ヘッドが少し遅れた状態でインパクトを迎えることになりやすい。

長さはメーカー表示、実測値とも45.5インチ。クラブ重量は304.6グラム。45インチ換算にすると310~315グラムぐらいの感じになる。35~50歳で平均的な体力のある人と相性がいいスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトクアッドJPX E600(S)
ロフト(度)9.59.5
リアルロフト(度)11.511.5
ライ角(度)62.562.5
フェース角(度)+1.25+1.25
長さ(インチ)45.545.5
振動数(cpm)243243
自分に合ったスペックは?≫
1 2 3 4 5
ミズノ
発売日:2008/12/19 オープンプライス