マーク金井の試打インプレッション

タイトリスト 909D2 ドライバー

2009/07/21 00:00

構えてみると?

構えてみると、タイトリストならではの洋ナシ形状は踏襲しつつも、丸型ヘッドに近づいている

タイトリストというとハードヒッター向けのイメージが強いブランドだが、この「909D2」は意外なほどやさしい顔付き。メーカー側は洋ナシ形状とアピールしているが、実際はヘッドのお尻側がぽっちゃりしている。洋ナシというよりは丸形に近い形状。そして、フェースもディープフェースと説明されるが全然分厚くない。定規で測ってみると、フェース厚は約54ミリ。アベレージ向けドライバーと比較しても平均的な厚みである。

だからだろう、構えた時にはマッスルバックのようなシャープ感はなく、誰が構えても460CCならではの安心感が強くアピールされている。

その一方で、タイトリストらしさを感じるのがフェースアングルとリアルロフト。アベレージ向けドライバーは捕まりを向上させるためにフックフェースに作られ、ボールを上げやすくするためにリアルロフトが多めだ。ところが909D2はややオープンフェースで、リアルロフトも少なめの設定。左のミスを嫌うハードヒッター好みの顔付きだ。

スイートエリアが広く、重心が深そうに見えるヘッド形状とオープンフェースの組み合わせは珍しい。どんな球が出やすいのがじっくりテストしてみたいと思う。

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タイトリスト
硬派なイメージをそのままに、幅広いゴルファーをターゲット!
発売日:2008/10/03 オープンプライス