マーク金井の試打インプレッション

タイトリスト 909D2 ドライバー

2009/07/21 00:00

クラブを計測してみると?

「909D2ドライバー」のフェース高さを測って見ると53ミリ。アスリート向けモデルにしてはかなりのシャローフェースに仕上がっている

スペック的にはフッカーを強く意識したドライバーだ。フェース角は10.5度Rが1.75度オープンで、9.5度Sが1度オープン。ライ角はどちらも約59度。重心角は9.5度Sが26.5度で10.5度Rが24.5度。平均よりもやや重心アングルが大きいが、スイングしているとヘッドが返る方向には動きづらかった。

シャフトについては、Rの振動数が236cpmでSが262cpm。SRの設定があることもあって、RとSの硬さのレンジがかなり広がっている。どちらも中調子だが、Rは切り返しで手元から中間が大きめにしなり、ダウンからインパクトにかけてゆっくりしなり戻る。Sは手元側が硬め。切り返しでは中間部分がしなり、ダウン以降はゆっくりしなり戻る。どちらも典型的な粘り系シャフトで、中弾道で重たい球を打ちやすくなっている。

長さは実測値で44.75インチ。クラブ重量はRが309.3グラムでSが314.5g。45インチ換算にすると307~312グラムぐらいの感じになる。年齢的には20歳~45歳の人にちょうどいい重さである。

クラブ測定データ

シャフトTG55TG60
ロフト(度)10.510.59.59.5
リアルロフト(度)10.7510.751010
ライ角(度)59595959
フェース角(度)-1.75-1.75-1-1
長さ(インチ)44.7544.7544.7544.75
振動数(cpm)236236262262
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