PING G15 ドライバー
2009/09/08 00:00
構えてみると?
前作「G10」はオレンジ色を配しているのに比べると、「G15」はデザインにかなり落ち着いたカラーリング。ソール、クラウンマーク、そしてシャフトはエンジ色に近い赤色。対象ユーザーの年齢層を引き上げようとする意図が窺える。ヘッド形状については、前作「G10」同様投影面積が大きい。見た目の安心感を強くアピールしている。ヘッドのシェイプは三角形。フェースは面長で分厚く、バックフェースは低重心になりやすいシャローバックを採用している。
ただし前作と異なるのがフェースの向き。「G10」がフックフェースだったのに対し、「G15」はスクエアフェース。アドレスすると、フェースは被って見えない。フェースプログレッションが少なく、フェース面にラウンドが少ないこともあって、目標に対してフェースを真っ直ぐ向けやすい。ストレートネックのアイアンを構えた時のようなシャープ感があるのだ。
45.75インチと長尺使用になっているが(ヒールエンド法では実測45.25インチ)、投影面積が大きいヘッドのお陰だろう。クラブの長さは気になることはなく、45インチドライバーを手にしたような安心感を持ち合わせている。カラーリングを除けば、見た目の印象は「G10」と大きな変更点は感じられない。見えない所で、どこをどうバージョンアップしたのか、じっくりテストしてみたいと思う。