マーク金井の試打インプレッション

PING G15 ドライバー

2009/09/08 00:00

クラブを計測してみると?

純正シャフト(TFC300D)は手元側がしっかりしている

スペック的にはスライサーよりもフッカー向けのドライバーだ。フェース角は10.5度がマイナス1度で、9度が±0度。ライ角度は約60度とアップライトだが、いかんせん重心距離の長さを感じる。重心アングルも約22.5度とそれほど大きくない。実際、ボールを打ってみても、ダウンからインパクトにかけては、シャフトを軸にしてヘッドが返りづらいドライバーである。

シャフトについては、純正のTFC300Dはしなりが大きくトルクも多め。切り返しではシャフト中間部分がグイッと大きくしなるので、タメがほどけやすいアベレージゴルファーでもヘッドの重みを感じやすく、シャフトのしなり戻りも使っていける。

SerranoのSはシャフト全体が硬く、そしてトルクも少なめ。切り返しではシャフトが少しだけしかしならないが、しなり戻りは非常にシャープ。弾き系シャフトだ。ゆったり振るよりもしっかり叩きたい人と相性良く仕上がっている。

長さは実測値で45.25インチ。クラブ重量は純正R(TFC300D)が304.5グラムでSerranoのSが317.1g。45インチ換算にすると310~320グラムぐらいの感じになる。純正Rシャフトは35~50歳台で平均的なパワーの持ち主、SerranoのSはダウンでタメを作れるハードヒッターで、ちょい軽めのシャフトを求める人にちょうどいい重さである。

クラブ測定データ

シャフトTFC300D(R)Serrano(S)
ロフト(度)10.510.599
リアルロフト(度)11.511.510.510.5
ライ角(度)606060.560.5
フェース角(度)-1-100
長さ(インチ)45.2545.2545.2545.25
振動数(cpm)237237266266
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ピン
やさしく飛ばせるG15シリーズ
発売日:2009/09 オープンプライス