ブリヂストン ViQ ドライバー(2010年モデル)
2009/11/05 18:00
構えてみると?
ツアーステージのアマチュア向けブランド「V-iQ」。今回のモデルチェンジで4代目となったが、デザインをガラッと変えてきた。イメージカラーはブルーのままだが、クラウン部分には同心円のど派手なグラフィック。ゴルファーに重心を意識させるためのデザインを施したそうだ。フェースにもクラウン同様、同心円のグラフィックがなされ、個性を強烈にアピールしている。好みがハッキリ分かれそうだが、メーカー側の並々ならぬ意気込みがヒシヒシと伝わってくる。
ヘッド形状に目を転じると、フェースはややシャローでリアルロフトが多め。そして、強めのフックフェース。アドレスするとボールが上がりやすく、「スライサーでもドローが打てる」イメージが沸く。フッカーには構えづらいが、スライサーには安心感たっぷりの顔付きだ。
クラブの長さは前作よりも0.5インチ伸びて45.75インチ(実測も45.75インチ、ヒールエンド法計測)。やや長めの設定だが、構えると不思議と長さを感じない。3段階に配色されたシャフトはヘッドに近づくほど明るい色になっている。色の変化で短く見えるよう「錯視効果」が影響しているのかも知れない。
前作までと比べると、イノベーティブな感じを全面に打ち出した4代目のV-iQ。見た目通り、革新的な性能を味わえるのか、そしてスライサー向けなのかどうか、じっくりテストしてみたいと思う。