ヤマハ インプレスX V201 ドライバー
2010/02/02 10:00
構えてみると?
アスリート向けの位置付けとなっているインプレスのVシリーズ。2010年モデルはヘッドがやや小振りなツアーモデルとノーマルモデルの2種類がラインアップされており、今回試打するのはノーマルモデル。ヘッド体積は460CCとルール最大級だが、中・上級者モデルだけあって見た目は大きく感じない。ハイバック形状でコンパクトに引き締まっているので420~440CCぐらいに感じる。ヘッドをポンと置くとフェースは完全スクエアだ。洋梨形状のヘッドはクラウンのトウ側がふくらんでいるのでアップライトに見えて、前作の「4.6V r.p.m.」よりも捕まるイメージをアピールしている。
そして否応なしに目に入るのが、ロフトの少なさ。アベレージ向けドライバーの9度に比べるとフェースがかなり立っている。フェースの厚みは約54ミリ。プロモデルとしてはややシャローだ。リアルロフトはプロモデルなだけにかなり少なめ。9度表示でリアルロフトは8.5度。非力な人にはボールが浮かない怖さがあるが、ハードヒッターには吹き上がらない安心感を与えてくれる。
ヘッドに比べると、シャフトはそれほどハードではない。標準装着のランバックス6J10のSはワッグルすると、手元から中間部分が大きめにしなる。ヘッドのスペックはプロモデルの中でもかなりハードな部類だ。スペック通り、ハードヒッター御用達なのかどうかじっくりテストしてみたい。