ヤマハ インプレスX クラシック ドライバー
2010/07/06 10:30
構えてみると?
ヤマハのインプレスシリーズに新たなラインアップとして登場した「インプレスX クラシック」。クラシックという名前が付いているが、クラブは決して古典的ではない。黒を基調にしたヘッドは高級感に溢れ、クラシックというよりはプレミアム。ヘッドもシャフトも塗装、仕上げが非常に美しく、贅沢に作られている。
クラブを手に取ってみてまず感じるのが軽さ。46.25インチでクラブ重量は270g台。270g台のドライバーはすでに何本も打ったことがあるが、それらと比べてもひときわ軽く感じる。バランスを測ってみて納得。「クラシック」のバランスは長尺にもかかわらず「C3」。女性用ドライバー並だ。長尺でここまでバランスを軽く仕上げたことが、手にした時の軽さにつながっているのだろう。
イオンプレーティング処理された黒いヘッドはオーソドックスな丸形。「クラシック」の名前通り、奇をてらったところはひとつもない。投影面積も大き過ぎず、小さ過ぎず。顔にこだわるゴルファーをかなり意識したものだ。ただし、スライサーをかなり意識しているようでフックフェースは強め。加えて、シャローフェースでリアルロフトが多い。パワーヒッターよりも非力なゴルファーの方が構えやすく仕上がっている。
シャフトは手元側がやや太いが、グリップが肉薄。握った感じはやや細め。グローブサイズが23以下、手が小さめの男性に適した太さになっている。長尺ドライバーは数多くあるが、男性用ドライバーでバランス「C3」というのは、今まで一度も打ったことがない。「長尺+軽バランス」の組み合わせにはどんな効果があるのかじっくりテストしてみたいと思う。