テーラーメイド R9 スーパーディープ TP ドライバー
2010/08/17 10:30
クラブを計測してみると?
シャフト脱着式なので、シャフトをどの方向に装着するかでスペックがガラッと変わる。試打クラブの場合(ロフト9.5度)、ノーマルポジションだと、リアルロフトが10.25度、フェース角-1.75度。ライ角57.75度。ノーマルアップライトだとリアルロフトが10.5度、フェース角-2度、ライ角が60.5度。一番つかまる「L」だとリアルロフトが11.25度でフェース角が-0.5度。一番つかまらない「R」だとリアルロフトが9度でフェース角が-3.5度。個体差もあると思われるが、全体的にはつかまるよりも、つかまらない方にスペックがかなり偏っている。重心角はシャフトの装着角度を変えても大きな変化はなく、16.5~17.5度。この数値は市販ドライバーの中ではかなり小さい。市販ドライバーの多くが23度前後なことを考えると、かなりヘッドが返りづらいスペックだ。
ヘッドは重心距離が長いこともあって、ゆっくり返るタイプ。見た目は重心距離が短く感じるだけに・・・不思議なドライバーだ。球筋を微妙に打ち分けれるタイプではなく、クルマに例えるならば「セミオートマチック」。シャフトについては、標準装着の「モトーレF1 65(S)」は中間がしなるタイプ。しなり戻りはスロー。トルクも適度に絞られているので、実際にスイングするとしっかり感じある。長さは実測値で44.75インチ。クラブ重量は標準装着の「モトーレF1 65(S)」で322.9グラム、バランスはD1。45インチ換算すると325g前後。20~40歳ぐらいで、体力が平均的以上のゴルファーにちょうどいいスペックだ。
クラブ測定データ
シャフト | モトーレF1 65 | |
ロフト(度) | 9.5 | 9.5 |
リアルロフト(度) | 10.25 | 10.25 |
ライ角(度) | 57.75 | 57.75 |
フェース角(度) | -1.75 | -1.75 |
長さ(インチ) | 44.75 | 44.75 |
振動数(cpm) | 267 | 267 |