マーク金井の試打インプレッション

ブリヂストン ツアーステージ X-DRIVE GR ドライバー(2010年モデル)

2010/09/14 10:00

構えてみると?

投影面積が大きいオーソドックスな丸型ヘッド

ブリヂストンのX-DRIVEと言えば、ツアープロの使用率も高いアスリート向けブランド。ただし、今回試打するGRは他のX-DRIVEに比べると「やさしさ」を重視したセミアスリート向けブランドで、実際に手にしてみるとそのコンセプトが色濃く出ている。

体積はルール上限の460CC。投影面積が大きい丸形形状。フェース厚は約53ミり。フェースはシャローな設定。フェースの向きもちょっとフックに見え、リアルロフトも少しついている。どこからどう見ても、バリバリのパワーヒッター向けではない。ソールには大きくX-DRIVEのロゴが刻まれているが、普通のアマチュアの方が安心して構えられる顔付きだ

シャフトもアンダースペック気味だ。重量こそ61g(メーカー値)と、アスリートゴルファーを意識しているが、ワッグルすると「これってRなの?」と勘違いするぐらいシャフトがしなる。それもそのはず、振動数を計測するとSシャフトで240cpm。ハードヒッターにはカスタムシャフトでの対応を考えているのだろうが、こと純正シャフトにおいては、完全にアベレージゴルファーを意識した感じである。

投影面積が大きく、シャローフェースでボールが上がりやすそうに見えるヘッドに、軟らかいシャフトの組み合わせ。ヘッドもシャフトもソフトスペックなのは気になるが、ドライバーに求められるのは飛びっぷり。どんな弾道が打ちやすいのか、じっくりテストしてみたいと思う。

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ブリヂストン
安心して打てる本格派
発売日:2010/09/03 オープンプライス