マーク金井の試打インプレッション

ロイヤルコレクション BBD’s ツアー VS ドライバー

2010/09/21 10:00

構えてみると?

重心高さはやや高めに設計されたハイバック形状

ロイヤルコレクションのアスリート向きブランドとして新登場した「BBD’s ツアー VS ドライバー」。ヘッド体積は425CCとルール上限の大きさ下回り、なおかつハイバック形状を採用することで塊感が強くなっている。ヘッドを見た瞬間に「やさしさ」よりも「操作性の高さ」やマッスルバックアイアンのような「シャープな形状」を強くアピール。加えて、ツアープロが好む形状にとことんこだわったのだろう。トウからバックフェース、バックフェースからヒールにかけての丸み感の出し方が非常に美しい。

その一方で、ヘッドのスペックをじっくり調べると、見た目ほどハードではない。塊感が強いためにディープフェースに見えるが、フェースの厚みは約55ミリ。それほど分厚くない。フェース向きは±0度でスクエアフェースだが、リアルロフト設定もそれほどシビアではない。試打クラブは表示10度だが、リアルロフトは11.5度。ハードヒッター向けにしては高弾道をイメージしやすいように仕上がっている。

シャフトは純正はグラファイトデザイン製のツアーAD。「Tour VS」ロイコレのオリジナル設計でシャフト重量は60g台となっている。体積が小さめで投影面積が小さいヘッドにしっかりしたシャフトの組み合わせ。「やさしさ」よりも「操作性」にこだわりを強く感じるドライバー。ドロー、フェードがどれぐらい打ち分けやすいか、じっくりテストしてみたいと思う。

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ロイヤルコレクション
余分な贅肉を落としたヘッド
発売日:2010/08 オープンプライス