マーク金井の試打インプレッション

テーラーメイド R9 スーパーMAX ドライバー

2010/10/05 10:00

構えてみると?

「R9」の中では投影面積は大きく、フックフェースである

テーラーメイド「R9」はプロ、アスリート向けブランドとしてポジショニングされているが、この「スーパーMAX」はかなりアベレージゴルファーを意識したモデル。ヘッド形状は最近のテーラーメイドの主流である三角形だが、やさしさ重視で投影面積が大きい。「R9」はいずれも体積460CCだが、これが一番大きく見える。フェースも分厚くなくて、リアルロフトも多め。非力な人でも高弾道をイメージしやすい。プロ、上級者よりも、初・中級者の方が構えやすい顔つきだ。それでいて「R9」らしさは手抜かりなし。ヘッドだけでなくソールもフェースもブラック仕上げ。コスメティックはアスリート感たっぷりである。

「R9」シリーズなので、シャフトの装着角度を8方向に変えることで、フェース角、ライ角、リアルロフトを大幅に変更できる。ただし、ヘッドには重量調整ネジは付いていない。ヘッドの重心位置は変えず、シャフトの装着角度を変えることで弾道調整を行っている。

長さは45.75インチで、クラブ重量はRシャフトで287g、Sシャフトで292g(いずれもメーカー値)。R9シリーズでもっとも長く、もっとも軽い。R9シリーズ最軽量で、日本限定発売の「R9 スーパーMAX」。どんなゴルファーと相性がいいのかじっくりテストしていこう。

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テーラーメイド
超軽量・高慣性で飛ばす
発売日:2010/09 オープンプライス