ダンロップ スリクソン Z-TX ドライバー(2010年モデル)
2010/11/02 10:00
クラブを計測してみると?
フェース角は±0度。ライ角度は58.75度と、今どきのドライバーにしてはややフラット。重心アングルはニュートラルで24.5度と平均的。重心を深く設定する重量配分にすると26度となり、重心を浅くする重量配分にすると23.5度となった。
大きめのヘッドの割にはヘッドの操作性が高い。体積460CCにしては重心距離はあまり長くなさそうで、見た目よりもヘッドが返りやすく仕上がっている。そして自分の意志が伝わりやすいので、ドロー、フェードも打ち分けやすい。シャフトについては、純正の「Miyazaki Kusala」のブルーのSは中調子でシャフト全体が素直にしなるタイプ。トルクが少ない割にはしなり戻りるスピードはやや遅め。ゆったり振るよりも、しっかり叩いた時の方が、シャフトの良さが引き出せる感じがする。
ただし、しなり戻りがスローな割にはねじれ剛性が非常に高い。インからあおってシャフトをねじってしまうと、インパクトゾーンでフェースが急激に返って引っかけ、チーピンが出やすくなる。 長さは実測値で45.25インチ。クラブ重量は316.3グラム。バランスはD2。45インチに換算すると315g前後。25~55歳ぐらいで体力が人並み以上、アスリート指向のゴルファーにちょうどいいスペックだ。
クラブ測定データ
シャフト | Miyazaki Kusala Blue(S) | |
ロフト(度) | 10.5 | 10.5 |
リアルロフト(度) | 11.75 | 11.75 |
ライ角(度) | 58.75 | 58.75 |
フェース角(度) | ±0 | ±0 |
長さ(インチ) | 45.25 | 45.25 |
振動数(cpm) | 265 | 265 |