マーク金井の試打インプレッション

ヤマハ インプレスX V440パワーレングス ドライバー

2011/02/01 10:00

クラブを計測してみると?

シャフト振動数は259cpm。純正シャフトにしてはしっかりしたフィーリング

フェース角は+0.5度とややフックフェース。ライ角度は60.75度とアップライト。この2つは捕まりやすいスペックだが、反面、重心アングルは20度と少ない。これが影響しているのだろう。スイング中にヘッドが返りづらいこともあって、フックフェースの割には球が捕まらない。捕まるヘッドではなく、真っ直ぐ打てば軽いフェード弾道になりやすい。それでいて、インからあおって打つとヘッドの挙動が不安定になり、引っかけ球が出やすい側面もある。

シャフトについては、純正のS(ツアーAD LV-6)は手元側が硬めで、中間から先端が軟らかいタイプ。このため、切り返しでは中間部分がムチのようにクニャッとしなり、粘り感がある。そして、ダウンからインパクトにかけてはスピーディにしなり戻る。先端側は軟らかいが、ヘッド特性の影響もあってヘッドはアッパーに動く度合いはそれほど強くない。トルク値は3.5度。実際にスイングするとねじれ感が非常に少なく、シャフトの挙動はシャープだ。長さは実測値で45.75インチ。クラブ重量は310.4gでバランスがD2。45インチ換算すると約318g。20~50歳ぐらいの男性で、体力が平均以上の人と相性が良いスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトグラファイトデザイン ツアーAD LV-6(S)
ロフト(度)1010
リアルロフト(度)10.7510.75
ライ角(度)60.7560.75
フェース角(度)+0.5+0.5
長さ(インチ)45.7545.75
振動数(cpm)259259
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