マーク金井の試打インプレッション

タイトリスト 910D3ドライバー

2011/04/26 10:00

クラブを計測してみると?

910シリーズには弾道調整機能がついており、2つのリングでライ角とフェース角を調整できる

ノーマルポジションだと9.5度表示でリアルロフトが10度、フェース角が-2.5度、ライ角は60度で重心アングルは24度。フェース角を除くと、ニュートラルな数値だが、重心距離が長めなんだろう。ヘッドの挙動は捕まりづらい。球が捕まる状態に調整してもフェース角は-1度になるだけ。フックフェースにはならない。ちなみにリアルロフトは11.5度まで増える。一番捕まらないスペックに調整すると、フェース角は-3度でリアルロフトは9.25度。弾道調整機能を利用してもスライサーがドローを打てるほどは変わらないが、捕まり過ぎを抑えたいハードヒッターや、フッカーにとってはスペックを思いのままに調整できるように仕上がっている。

オリジナルシャフト(タイトリスト モトーレ5.5)のSの振動数は252cpm。手元側と先端側がしっかりしていて中間部分が軟らかい。粘り感が強く、ダウンからインパクトにかけてはしなり戻るスピードが遅め。先端側がしっかりしているのでヘッドはそれほどアッパーに動かない。長さは実測値で45インチ。クラブ重量は309.5gでバランスがD2.5。45インチ換算すると310g前後。25~50歳ぐらいの男性で、体力が平均的、もしくは平均以上と相性が良いスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトタイトリスト モトーレ5.5(S)
ロフト(度)9.59.5
リアルロフト(度)1010
ライ角(度)6060
フェース角(度)-2.5-2.5
長さ(インチ)4545
振動数(cpm)252252
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タイトリスト
操作性に優れた445cc伝統的な洋なし型ヘッド
発売日:2010/11 オープンプライス