マグレガー レッドターニー
2012/06/19 10:00
構えてみると?
マグレガーゴルフが新ブランドとして立ち上げたのがターニーシリーズ。ゴールドターニーとレッドターニーとがラインアップされているが、今回試打するのはアスリート向けのレッドターニー。
ヘッド形状は伝統的な洋梨形状。フェースは面長なのに対して、ヘッドの奥行きは浅めだ。体積が460CCあるので投影面積は大きい。だが構えてみると、洋梨形状を採用することで非常にシャープに仕上がっている。ミスに対するやさしさよりも、ヘッドの操作性、構えやすさにこだわりを強く感じるドライバーである。
フェース厚は約50ミリ。ディープフェースではないが、クラウンが膨らんで高さがあるからだろう。構えるとヘッドが分厚く感じて、力強い弾道をイメージしやすい。バックフェースは低くもなく、高くもない。全体的なバランスを意識した仕上がりだ。
ヘッドは4ピース構造。クラウンとネック部分を軽量化し、重心が高くなるのを抑えているらしい。ソールに目を転じると、重量調整できるネジが2個装着されている。デフォルトではフェース側が3g、ソール後方側が7g。これを前後入れ替えると、重心が浅くなる分だけ重心位置が下がる。加えて、重量調整ネジは別売りで3~16gをチョイスできる。ヘッド重量を調整できるのもレッドターニーの大きな特長だ。
フェースの向きはややフックだが、ヘッド形状的には重心距離が長い。捕まりよりも、左へのミスが出づらく感じる。長さはメーカー表記で45.25インチとなっている。マグレガーならではの伝統的なヘッド形状にこだわって作られたレッドターニー。どんなゴルファーと相性が良いのか、じっくりテストしてみたいと思う。