日本シャフト N.S.PRO Regio FW
2013/06/04 09:00
シャフトの挙動
シャフト試打で使うヘッドは「マグレガー FH101」。ソールに重量調整ネジが装着されており、シャフトや長さ、ゴルファーの好みに合せてヘッド重量を増減できる。まずは60Sから試打。ワッグルすると手元がしっかりしていて中間部分がクイッとしなる。アフターマーケットようのSの中では少し軟らかめだ。ヘッドスピードを43m/sぐらいで打ってみると、切り返しで手元から中間部分がしなり、ダウンスイングの後半からインパクトにかけて、しなった分だけしなり戻る。高弾性シートを使うとピーキーさが出る場合もあるが、このレジオFWにはそんな気配がない。インパクトゾーンでは入射角が安定しているため、地面上のボールでもミート率が安定していて、フィニッシュまで気持ちよく振り切れる。
続いて70S。こちらは10g重くなった分だけ硬さが少し増しているが、それほどハードではない。切り返しでは中間部分がクイッとしなる粘り系で、タイミングが取りやすい。中間部分のしなり感と先端側の剛性のバランスが良いのだろう。ボールが上がりやすいシャフトだが、インパクトゾーンでのヘッド挙動が安定している。
弾道計測すると、FWとしては打ち出しは高めだ。程良いスピン量でキャリーを稼ぎやすく仕上がって射る。シャフトの先端剛性が高めなので打ち出し角度が安定し、距離感も出しやすく仕上がっている。