リョーマゴルフ D-1 MAXIMA typeD
打ってみると?(弾道は)
試打クラブはロフト9.5度で、シャフトは純正のS(TourAD MX-D グラファイトデザイン製)。ワッグルすると手元がしっかりしていて中間部分から先端部分にかけてしなりを感じる。振動数は252cpm、市販ドライバーのSでは中ぐらいの硬さ。長さは45.25インチ。クラブ重量は305.6gでバランスがD1。ロフトは表示9.5度でリアルロフトも9.5度フェースアングルは+0.5度。アドレスするとフェースがビシッと目標を向く。
まずはヘッドスピード44m/sぐらいから打ってみると・・・高めの金属音とともにボールは力強く飛び出した。インパクトの手応えはやや硬質で、球離れが早い。ボール初速弾道はストレート。インパクトゾーンでのヘッドの挙動はニュートラルで、スイングなりにボールは飛んでいく。スライサーがドローを打てるほどではないが、捕まりがいい部類だ。
弾道計測してみると、フェースセンター付近で捕らえると2400~2800回転ぐらい。リアルロフトが少ないことが影響しているが、重心の低さを感じる。フェースのやや上側で捕えると、スピン量は1800~2200回転ぐらいまで減り、棒球でランが出る弾道となって飛距離を稼げた。意図的にアッパー軌道で捕えるとドロップ球になる怖さもあるが、ティアップを少し高くするだけで、スピンが減った棒球がオートマチックに打てる。ヘッドスピードのわりにボール初速が効率良く出ている。シャフトは手元がしっかりしていて、中間部分がやや大きめにしなる。インパクトゾーンでヘッドを走らせやすく仕上がっている。
前作同様、重心の低さ、深さを強く感じ、スピン量が少ない棒球の弾道が打ちやすい。スピンが多くて飛距離をロスしている人、そしてランで飛距離を稼ぎたい人には期待に応えてくれるドライバーだ。