USTマミヤ ATTAS 5GoGo
2013/09/03 09:00
打ってみると?
シャフト試打で使うヘッドはテーラーメイド R11。シャフトが脱着出来るタイプなので、同一ヘッドで異なるシャフトをチェックできる。
まずは主力スペックとなる6Sから試打。ワッグルすると中間部分が軟らかく、クニャッと大きめにしなる。先端側のしなりは少なめだ。実際に打ってみても・・・切り返しで手中間部分がグイッとムチのようにしなり、ダウンからインパクトゾーンにかけてはシャフト中間部分から先端側がしなり戻る。典型的な粘り系の中調子だ。しなり戻るタイミングが4Uに比べると遅めなのでタイミングが取りやすい。そしてインパクトゾーンではシャフトの先端が動き過ぎないので、低スピンの抑えた弾道を打ちやすく、捕まりも抑えられている。
インパクトゾーンでのしなり戻りがややスローなので、叩いても左に行きづらい。いわゆる叩きたくなるシャフトで、叩いた時に弾道が安定する。ゆっくり振りたい人よりもしっかり叩きたい人と相性が良いシャフトだ。ヘッドの影響もあるが低スピンも中弾道のボールが打ちやすく仕上がっている。
60g台のRも、基本的な挙動は同じ。こちらの方が手元側のしなりを感じやすい分だけ、ヘッドスピードが遅めの人にも扱いやすいだろう。こちらも粘り感が強いのでタイミングが取りやすく、スイング軌道が多少乱れてもシャフトが上手くカバーしてくれ、インパクトのタイミングが合せやすい。
方向性に関しては、捕まり過ぎるのを抑えている。インからあおってもヘッドが急激に返らず、引っかけ、チーピンが出づらい。
アッタス4Uが典型的な弾き系に対して、今回のアッタス 5GoGoは典型的な粘り系シャフト。タイミングの取りやすさを求める人や、しっかり叩けるシャフトを求めるゴルファーと相性が非常に良いシャフトだ。