ブリヂストン PHYZ III ドライバー
2014/04/15 09:00
構えてみると?
ブリヂストンのプレミアムブランドであるPHYZ。今回で3作目となるが、ガラッと雰囲気を変えてきた。従来同様、メインターゲットが50歳以上の熟年ゴルファーであるが、ヘッドは機能満載。シャフト脱着式による弾道調整機能が付いただけでなく、長さ可変機能も付いている。通常は45.5インチだが、ネック部分にスペーサーを噛ませることで46インチにもなるのだ(長さはメーカー値)。
ヘッドは前作同様、シャローフェースでシャローバック。フェースの厚みは約53ミリ。フックフェースで、捕まりの良さをアピールしている。クラウン部分前方にはスリットが3本入っており、これによるクラウン部分がたわみやすくなっているとメーカー側はアピールしている。
そして2作目同様、3作目もインセットホーゼルを採用、フェース面もヒール寄りに少し偏っている。形状的には重心距離を意図的に短くしようとする意図が窺い取れる。ソール形状はスリットを多用した立体的なデザイン。ロゴは控えめだが、力強さを感じる演出がなされている。
クラブの長さはメーカー値で45.5インチ。60度法だと45.75インチ。長い方に調整すると46.25インチとなる。クラブ重量は295.2g。前作よりも10gほど重くなっている。
2作目となったPHYZ。前作同様、メインターゲットは団塊世代ゴルファー。モデルチェンジによって機能満載になったが、クラブで一番大事なのは基本性能。どこにこだわって作られているのか、どんなゴルファーと相性がいいのか、じっくりテストしていきたいと思う。