マーク金井の試打インプレッション

ブリヂストン PHYZ III ドライバー

2014/04/15 09:00

クラブを計測してみると?

クラブ重量は295.2gとアベレージゴルファーにぴったりな重量である

ノーマルポジションだと表示ロフト角が9.5度に対してリアルロフト角が10.25度。フェース角は+1度。ライ角は61度で重心角は27.5度。前作に比べると重心角は2度ほど大きくなり、数値的にも捕まりが良くなっている。加えて、ヘッド単体の状態で重心距離を測ってみると約33.5ミリ。体積460ccにしては重心距離は非常に短くなっており、これも捕まりの良さにつながっている。

弾道調整機能で一番捕まるポジションにするとフェース角は+3度でリアルロフト角は11.75度となる。対して、一番捕まらないポジションにするとフェース角は-0.25度でリアルロフトは9.5度となる。調整機能を利用してもフッカーは左のミスを減らせるほどにはならない。スライサーと相性がいいドライバーだ。

シャフトについては、純正のS(PZ-504W)は中間から先端側が大きめにしなる。Sシャフトの振動数は228cpm。Sにしてはかなり軟らかい。トルク値は5.4度。スイング中に適度なねじれ感がある。クラブ重量は295.2グラム。長さはメーカー値が45.5インチで実測値が45.75インチ。45インチに換算した時の重量は300グラム強。50~65歳ぐらいで、体力が平均的、もしくは平均を下回る男性にちょうどいいスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトPZ-504W(S)
ロフト(度)9.5
リアルロフト(度)10.25
ライ角(度)61
フェース角(度)+1.5
長さ(インチ)45.75
振動数(cpm)228
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ブリヂストン
発売日:2014/03/07 参考価格: 86,400円