マーク金井の試打インプレッション

ピン G30 ドライバー

2014/08/26 09:00

構えてみると?

ルール限界のヘッド体積は構えたときの安心感を与えてくれる

ピンの主力ブランドであるGシリーズ。前作G25 ドライバーから約1年半を経て登場したのが、今回試打するG30 ドライバー。モデルチェンジでまず目に付くのがクラウン部分の突起。クラウンのフェース側にはフィンのような突起、「タービュレーター」が6つ搭載される。ピンの実験によると、タービュレーターを搭載することで、クラウン後方部の空気による形状抵抗が軽減したのだそうだ。結果、インパクトゾーンでヘッドスピードを上げる効果が狙えるらしい。このタービュレーターが装着されたことで、見た目にモデルチェンジしたこともハッキリ分かる。

ヘッドのカラーリングは前作同様、マットブラック。つや消しの黒は精悍だし太陽光にも反射しないので、晴天下でも構えやすい。投影面積が大きいヘッドは安心感、そして重心の深さを感じる。

フェース面は面長で大きい。重心距離を短くすることよりも、スイートエリアを広げたい意図が窺い知れる。ヘッドの大きさに合わせるかのようにフェースは分厚く、その厚みは約60ミリ。対して、バックフェースは超シャロー。重心を深く、かつ低く下げようとするデザインだ。

クラウンだけでなく、ソール側もガラッとデザインが一新され、スリットが大胆に入っている。肉厚を薄くすることで、爽快なインパクト音を追求しているそうだ。

G25と比較すると、ビジュアルがガラッと変わったG30。どんな風に生まれ変わったのか、どんな弾道で飛距離を稼げるのか、じっくりテストしてみたいと思う。

打ってみると?(弾道は)≫
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ピン
発売日:2014/09/05 参考価格: 51,840円